見出し画像

トシを取るのも悪くない 50歳以上が利用できるお得なサービス JR編

団塊ジュニアと呼ばれる世代がぼちぼち50代を迎えます。
これからは50代がものすごく増えます。
そんな私は一昨年一足先に50代に足を踏み入れました。

実は、50歳になると利用できるお得なサービスが少なくありません。
この記事ではJRのサービスを簡単にご紹介します。

JR東日本 大人の休日倶楽部

筆者はJR東日本の営業エリアに住んでいるので、このサービスを利用しています。(以下画像はJR東日本大人の休日倶楽部サイトより引用)
会員区分には「ミドル」と「ジパング」があり、50歳で入会できるのは「ミドル」です。

「JR東日本とJR北海道の切符が何回でも5%off」 だけならそれほど魅力を感じないかもしれませんが、このサービスの最大の魅力は会員のみが購入できるきっぷがあること。そしてそれが非常にお得なことです。
「大人の休日倶楽部パス」といい、利用者の間では「おときゅうパス」と呼ばれます。
利用エリアの違いで3種類があります。
例えば「東日本」であれば、15,270円でJR東日本全線を4日間乗り放題になります。もちろん新幹線も利用できますし、6回までは指定席を利用できます。
東北新幹線などには自由席が無いものがありますから、指定席を利用できるのはありがたいです。
例えば東京-仙台を東北新幹線「はやぶさ」を利用して移動する場合、片道概ね11,000円程度ですので、往復すれば「東日本」パスの値段でゆうにお釣りが来ます。

これらを利用できる期間は毎年度決まっており、この設定期間はJR東日本を利用するシニアの姿を多く見かけます。距離が長くなればなるほどお得になるので、東北方面は特に利用者が多くなります。

この3回の期間分は窓口で購入できますが、別途「えきねっと」のみで予約購入できるタイプが発売されることもあります。近年は窓口で購入できる分と合わせると年間5回ぐらい発売されています。

筆者は、先日「えきねっと」のみ発売の「東日本」を利用し、青森県から東京を経由し、長野県まで行く旅をしました。
新幹線を活用するとスピーディーに移動できるので、2泊3日でも十分楽しめますし、運賃・特急料金等を合計すると3倍ぐらいの料金分を乗ったと思います。

「大人の休日倶楽部ミドル」には家族会員制度がないので、ご夫婦であれば夫婦両方が会員にならないと利用できません。
専業主婦の方でも会員になられている方が多いと聞きます。

なお、会員になるためには「大人の休日倶楽部カード」という、専用クレジットカードを作成する必要があり、「おときゅうパス」はこのカードでしか購入できません。「ミドル」は初年度会費が無料です。2年目以降は年間2624円の会費が発生します。ですから、入会するなら利用計画を立てておいた方がいいです。

首都圏在住の方であれば、北陸方面へのお得な切符を購入することができます。北陸新幹線は「妙高高原」までがJR東日本のエリアで、その先はJR西日本の管轄になるので、金沢まで北陸新幹線で向かおうと思うと、「東日本」パスでは追加料金が必要になりますが、「大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ」を購入して利用することで、このエリア違いを意識する必要がなくなります。

現時点では混雑時期を除いていつでも利用できるのがいいですね。

なお、グリーン車やグランクラスを利用する場合は、特急料金・グリーン料金等が別途必要になります。あくまでも普通車を利用する場合にお得になると理解すればいいでしょう。

同様の会員サービスがJR西日本にもあります。
「おとなび」です。
サービス内容がJR東日本の「大人の休日倶楽部」とは違う点がありますが、50歳以上が利用できるお得な切符の設定が多いので、JR西日本エリアにお住まいの方であれば、旅などの目的地に合わせて利用価値がありそうです(以下の画像はJR西日本websiteより)。

JR東海が50歳以上の方に提供しているサービスは「50+(フィフティプラス)」で、鉄道とホテルをセットにしたパックツアーを格安で提供しています。年会費は無料です。
鉄道利用だけがお得になるわけではないので、日帰り旅などにはつかいづらいという欠点はありそうですね。

これらのサービスはいずれも会員になって利用できるものですが、全国どこにいても会員にはなれるので、例えば東京在住の方がJR西日本の「おとなび」に入会することが可能です。

JR九州はシニア向けの割引が60歳以上から利用できます。
残念ながら今年から入会資格条件が変わってしまいました。

男性65歳、女性60歳になるとさらに割引率が大きくなる「ジパング倶楽部」に入会できます。こちらは家族会員組織があるので、ご夫婦どちらかが条件に達すると、もう一人もジパング倶楽部の会員になれます。
元気にその年齢を迎えて、楽しい旅をしたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?