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守りたいのは本当の自分

あなたが守りたいものは何ですか?
僕はこの問いに接したとき、すぐにこう思いました。僕は守りたいのは、「本当の自分」です。


自分のことってわからない

自己紹介をお願いしますと言われて、順番に自己紹介をする──よくある場面です。でも、こうした自己紹介の場で「自分自身の本当のところをちゃんと表現できた」と思えることはあまりありません。

端的に話そうとすればするほど、肩書き頼りになってしまったり、重要でない話が長くなってしまったりしがちです。無理して時間オーバーしながら重要だと思うことを詰め込んでも、聞き手からは「やけによく話す人だな…」くらいの印象しか持たれないことも(笑)。

自分を表現するのって、難しいですよね。でも、実際のところ、自分を表現するという「表現」の難しさではなく、表現の対象である「自分」のことが、自分でもよく分かっていないことに問題の根があるように思います。

本当の自分は何を求めている?

自分って誰なのか。肩書きとか、そういう社会と表面でかかわるための色々なことは、もちろん重要です。表面的だけれど、生きていくためには重要。でも、そうした表面的な自分に覆われて見えにくい、中心にある「本当の自分」というのが存在しています。本質的な自分とも言えるでしょうか。

大事なのは、その「本当の自分」が何を求めているかだと思うんです。この要求に耳を傾けず、表面的な(つまり社会的な)要請にばかり応えていては、本当の自分は置き去りにされてしまいます。

自分が真に求めるものとは? こうした問いって、哲学的で心理学的で宗教的ですらあります。でも、そういうことを話し合う機会ってあまりないですよね。これではどんどん「本当の自分」が見えなくなってしまいます。

表面的な自分ではもう無理なとき

本当の自分の願いというようなテーマをスルーして生きられるのは、表面的なことにかまけていられたからだ、とも考えられます。表面的にやっていること(表面的なことが悪いということではないですよ)が比較的うまくいっていると、それにかまけていられますし、人によっては何十年もそれでやって来られてしまいます。

でも、それが途切れることもあります。定年退職した、大事な仕事を失った、生涯連れ添うつもりのパートナーがいなくなった、自信を喪失した等々、表面がうまくいかなくなることだって、当然起こります。

そんな時に、一番知りたいことって「本当の自分の願い」だと思うんです。僕はこういう時は理屈でなく、「身体で感じてること」を重要視します。感じたことは本当の自分からのサインだと思うからです。

こうした考え方やアプローチについては、下記マガジンにも書いています。よろしければご覧になってください。

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