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好感度が高いのと低いのではどちらがいい?

あなたは、好感度を上げたいですか?それとも下げたいですか?
少し前なら、「下げたい」という答えはちょっと想定しづらかったと思うのですが、近頃では好感度が高い=リスクとする考え方もあるようです。

好感度落下チャレンジ

人気お笑い芸人の千鳥の番組で「ノブの好感度を下げておこう」というコーナーがあります。ノブの楽屋を訪れた芸能人に対して、相方の大悟からイヤホンで指示を受けたノブが失礼な言動を繰り出し、結果として「好感度を下げる」ことを目指すというもの。

もちろんネタなのですが、「好感度を下げておこう」というコンセプトでコーナーが成立しているところがポイントです。

タレントであれば、「好感度を上げたい」と口にする人がいるくらい、好感度は大切な指標です。でも、人気芸人の座を獲得した千鳥(売れましたね!)にとって、中でも愛されキャラのノブにとっては、いつ報じられるかもしれない何らかのスキャンダルを想定すると、「高い好感度はリスクでしかない!」ということなのです。

このコーナー、中身はネタだけど、コンセプトの背景にあるものはガチだと思うのです。

誰かのイメージに縛られることがリスク

確かに芸能界の好感度の推移を見ていると、上がりきった好感度はほぼほぼ落下するようです。ある程度までは自分で「上げよう」とがんばった結果かもしれませんが、途中からは人工の上昇気流みたいなものに押し上げられるように、上がるべくして上がっていきます。

そして、きっかけを見つけたら、一息に叩き落とされます。この転落劇が完全にエンタメ化していますよね。暴露も増えていますし、「どうせ落ちるならある程度下げておきたい」というのもうなづけます。

でもこれ、芸能人だけの話じゃないと思うのです。一般人(芸能人でない人々、という意味合いです)であっても、周囲から期待されたキャラを演じたり、「良い人」をやり過ぎたりすると、実情とかけ離れた社会的な自分が出来上がってしまいます。

上がったものが下がるのならは、上げることに一生懸命になったり、ましてや嘘の自分を演じてまでそれに取り組むことの価値は、どんどん下がっていると言えますね。どうせ上がったり下がったりするなら、正直な自分を生きたいと思います。

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