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「帰省しないと親が可哀想」って本当ですか?

年末年始のこの時期は、普段は離れているご両親の家に帰省している人も多いでしょう。でも、コロナへの懸念や、様々なスケジュールの関係から、帰省しない人も大勢いるはず。そんなときに「親が可哀想…」と罪悪感を感じてしまう人もいます。でも、そんな風に考えなくてもいいのでは…というお話です。


年末年始は実家で過ごすもの?

年末年始に帰省する人が多いのは、道路渋滞や交通機関の混雑からも明らかです。お正月は家族が集合すると決めているという家もあるでしょう。

でも、「お正月だから家族と過ごさなければならない」という決まりはありませんし、そんなことは個人の自由です。お正月らしく過ごすことよりも、自分らしく過ごすことの方が大切だと、僕自身は思います。

それでも、気が進まないで帰省する人や、帰省しないことで親に罪悪感を持つ人もいて、「お正月なのに帰らなくて申し訳ない」と言う人も多そうです。

親を「可哀想な人」と見なさないで

確かに、お正月に帰るよと伝えておいて、直前でキャンセルしたら、親御さんはがっかりされるかもしれません。楽しいプランがキャンセルになるのって、気持ちが下がりますよね。

そういう意味では、「可哀想なことをしてしまった」というのは、その通りかもしれません。

でも、だからといって、自分の親を「可哀想な人物」だと見なしてしまうのは、ちょっと行き過ぎです。

自分で自分を楽しませるのが基本

あなたに、日々を楽しく生き抜く力があるのであれば、同じようにあなたのご両親にもあるかもしれません。少なくとも、自分の人生を楽しむ責任を負っているのは、家族ではなくその人自身です。

だから、帰省しないで「悪いことしたな…」とちょっと思ったとしても、借りをつくったように受け取ったり、罪悪感を持ち続けたりする必要はありません。親は親なりに自分の人生を楽しんでいますし、親の人生と子どもの人生はまったくの別物です。こういうことを言うと、必ず、

「うちの親はもう年だから…」

みたいなことを言う人がいるのですが、心情は分かりますが、人は何歳になったら楽しめないとか、変われないとか、そんなことはありません。気遣う気持ちはいいけれど、見方によってはちょっと失礼な話なのです。

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帰省しないことに罪悪感を持っていると、心は実家に縛り付けられてしまいます。また、嫌々帰省をすれば、心は別の場所に置いてきてしまいます。どちらにしても、せっかくの年末年始を楽しめませんよね。

帰省した人も帰省しなかった人も、どうか楽しい年末年始をお過ごしください。


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