客の悪口を言う嫌な店長との人間関係をどうすればいい?
こんな質問をいただきました。あなたならどう答えますか?
嫌な上司がいる職場での限界
相談者さんは、飲食店でアルバイトをしている方です。
心理的にも肉体的にも厳しい状態と見受けられる店長との人間関係に悩んでいます。職場でお客や他の従業員の悪口を聞かされるのは、精神衛生上よくありませんよね。
明らかに問題を抱えている人の近くで働いたり暮らしたりしていると、今回のように相手の問題に巻き込まれてしまうことがあります。この問題は、どうすれば相手の問題に巻き込まれずにいられるか、という風にも考えられます。
人は「自分の問題」しか解決できない
「自分の問題しか解決できない(他人の問題は解決できない)」というのが、問題解決に取り組む際の基本です。それぞれの人に、「自分にしか解決できない領域」というのがあり、相手の領域の問題に手を出しても仕方がないということになります。
心身を病むくらい働く店長さんは、そうした状態から抜け出すために行動するのか、それともそのまま続けるのか、自分で選ぶしかありません。次の段階(心身の深刻な悪化、そしてそのことによって引き起こされる深刻な問題)に進むまで、対処が難しいかもしれません。冷たいようですが、ここは店長さんの領域なので、周りは手出し出来ません。
さて、そうなると、アルバイトとして働く相談者さんの問題は何なのでしょうか。
自分だけが出来る決断に向き合う
相談者さんの領域は、「嫌な職場を去るかどうかを決断すること」です。
店長さんやお店に対して出来ることはないかという相談も含まれていますが、店長さんに対しては「私はここに仕事をしに来ているのであって、お客様への悪口や、不平不満を聞きに来ているのではありません」と伝えることが出来ます。
ただ、他人の問題を解決しようとがんばると、エネルギーがどんどん流出します。簡単にいうと、疲れ切ってこちらまで参ってしまうのです。相談者さんは、エネルギーのレベルで言えば、もう精一杯がんばりやり尽くしたと思います。さらに何かしようと考えるのも、少し心配です。
ただそこを去るだけでも、問題を問題の所有者に返すことにつながります。 そのお店の良くするために対策を講じる責任がある人=その問題の所有者は、バイトスタッフではなく、きっと誰かいるはずです。
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