見出し画像

まず自分から望む状態にシフトする

例えば、「楽しい雰囲気にしたい」「率直に話し合いたい」と思ったときには、まず自分から望む状態にシフトするというのが、場をつくるときの基本です。他人をコントロールするのではなく、自分から先にその状態になってしまうわけですが、ちょっとしたコツがあります。

雰囲気づくりは難しいですか?

だれだって、心地良い雰囲気の場で過ごしたいです。でも、それをつくろうと思っても、うまくいかないことがあります。

そもそも、雰囲気づくりというのにはちょっとした無理があります。まず、他者はコントロールできません。「雰囲気が人の状態をつくる」ことはありますが、同時に「人の状態が雰囲気をつくる」ということもあります。

それでは成り行き任せにするしかないのかというと、そんなことはありません。

自分が先に望む状態にシフトしてしまう

雰囲気を完全にコントロールすることは出来ませんが、出来ることはあります。それは、その場にいる人に「こうなってもらいたい」と望む状態に、自分が一足先になることです。
たまに自分で冗談を言って自分で大笑いする人っていますよね(笑)。ああいう人って、じつは最強なんです。

楽しい雰囲気にしたかったら、自分が先に楽しい気持ちになります。オープンな態度で話し合える雰囲気にしたかったら、自分が率先してオープンな態度で話します。

それだけ…? と思われるかもしれませんが、これが一番強力ですし、正攻法になります。さて、あなたはうまく「先に望む状態」になれそうですか?

開始前に小さな負荷を自分にかける

まず、その場が始まる「前」の段階で、勝負が始まります。その集まりが始まった後では間に合わないので、始まる前に「望む状態」に自分のコンディションを持っていきます。ちょっとアスリートっぽいですよね。

でも、ひとつ問題があります。例えば、「楽しい雰囲気」の場をつくりたいとして、もしそこに既に「楽しい雰囲気」があるなら簡単に自分も楽しい状態になれますが、始まる前なので別に楽しくないのです。

だから、このコンディションづくりには、小さな負荷がかかります。ほんの少しでいいので、ちょっとがんばって、自分を「望む状態」に近づける努力をしてください。

自分から小さく始めてみんなでつくる

「小さな負荷」と書いたのは、ちょっと無理する必要はあるけど、すごーく無理したり、ずっと無理したりするのは逆効果だからです。

一番はじめに、ちょっとだけ望む状態に自分を近づけて、場に立ってください。周囲にその空気を伝えるアクションを取ります。だれかが気付いて、それに小さくても答えてくれると、その次がやりやすくなります。別の人が答えると、場に伝わり広がって行きます。

最初は自分ひとりで始めるしかありませんが、少しずつそれに応えあって、最後はみんなで雰囲気がつくれたら、それが一番です。

声のメディアstand.fmでは、同じテーマを音声でお楽しみいただけます。この内容が気に入ったら、ぜひこちらをどうぞ。無料メルマガもおすすめいたします。


コンテンツが役立った!共感した!という方は、よろしければサポートをお願いします。大変励みになります。noteでの情報発信のために、大切に使わせていただきます。ありがとうございます。