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自分の問題は棚上げして人の役に立つことを

自分の傾向や問題にちゃんと向き合って、それを克服したり解決したりしようとするのって、ものすごく前向きなことだと思います。でも、その前向きなアクションが変質して「自分のことばかり延々と考える」ということになると、自分も周りもつらくなります。

問題のない人なんていない

問題のない人なんていないと思うんです。それに直面しなくても済まされる状況というのがあるだけで、誰にだって多かれ少なかれ問題があります。解決すると、玉ねぎの皮を剥くみたいに、次の問題が出てきたりして。

それで、そういう自分の問題に向き合うのはしんどいこともあるけれど、それを乗り越えて取り組むわけですから、ものすごく、「超」がつくくらい前向きな行為だと思います。

でも、そういう内面の問題って、そんなに簡単に解決しませんよね。解決しないから「問題」と呼んでいるわけですから。時には長期戦になることもあり、そうなるとある危険性が出てきます。

いつしか「自分のことばかり考え続ける人」に…

当初は「自分の問題に取り組む超前向きな人」だったのに、それがあまりに長くかかってしまい、気が付くと「自分のことばかり考え続ける人」に変質してしまう場合があります。いつも自分のこと、自分の問題の話ばかりをしていて、そのことを中心とした人生に…ちょっと重い感じです。

こうなってしまうと、生活を楽しめなくなりますし、周囲にとっても重いので色々なことに支障が出ることもあります。そんなときには、次のようなユニークなアプローチがあります。

逆に他人の役に立つことをしてみる

まず、いったん自分の問題は「棚上げ」します。棚上げですから、忘れたりスルーしたり、ましてや解決を諦めたりはしません。見えるように「私の◯◯問題」とラベルをつけて、棚に飾ります。

その上で、誰かの役に立つことをします。

例えば、困っている人を助ける。人ではなく、動物や植物でもいいです。身近な人でも、何らかの団体に入って活動してもOKです。とにかく、自分ではなく誰かのために何かをするのです。

そうすると、ガチガチに固まっていた状況がマッサージされます。あんまり期待するとかえってガチガチになるので、多少の期待はあってもいいので活動そのものには熱心に取り組みます。

視野が「自分のことばかり」になると、人は身動きが取れなくなります。そうした状況の改善には、誰かの役に立つ行動は効果的です。「あ、それいいかも…」と感じたら、トライしてみてはいかがでしょうか。

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