NPO界隈に多い「きっかけ作り」や「種まき」と言って逃げている人たち
「何かのきっかけになれば幸いです」とか「種まきをしています」とか言って、なんだかすごく良いことをしているような雰囲気を醸し出す人がいます。でも、大事なのはきっかけの「その先」であり、種から発芽した「芽を育てること」です。
社会貢献系の人たちに多い印象
地域貢献とか社会貢献をしている人たちに、よくいるな〜と思うんです。「きかっけ作りです」とか「子どもたちの心に種をまく活動です」とか言っている人たち。僕は、こういうことを嬉しそうに言っている人たちに対してはちょっと懐疑的です。
冒頭にも書きましたが、大事なのはきっかけの「その先」であり、種から発芽した「芽を育てること」ですよね。きっかけを与えることに価値があるのは、つなげようと思えば「その先」につなげる力があり、花を咲かせるまで育て上げる力がある場合です。
入門編ばかりなのは貧しさの表れ
自治体やNPOが地域活動の担い手養成みたいな趣旨でやっている取り組みは、初心者向けの入門編ばかり。みんな判で押したように「きっかけ」とか「はじめの一歩」とかい言っていて、成熟した大人を対象としているのに妙に子どもっぽい印象があります。
実際の成果を上げる力のない"支援者"や"専門家"の人たちが、そうした立場に留まるためには、力のある人を対象にしたプログラムはつくれません(力不足がバレますからね)。そこで初心者向けの入門編ばかりが増えていくわけですが、自治体も「きっかけにしてもらえた」みたいな感じでふわっと"成果"にしてしまえるので、こうした共犯関係からこれでお茶を濁しているのでしょう。
でも、入門編ばかりなのは貧しさの表れ。すばらしい演奏を聴くからこそ、自分も演奏したいと興味を持つ人がいるのです。やったふりのはじめの一歩ではなく、現状を認めた上で、本当のはじめの一歩を踏み出すべきではないでしょうか。
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