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ポジティブになるのではなく「落ち着く」ことが大事

ネガティブな人が近くにいると足を引っ張られるのは言うまでもないけど、やたらとポジティブな奴も鬱陶しく感じます。ポジティブ過ぎるのって弱さと不安定さの現れだと思うんです。


ネガティブな人は逆パワースポット

いつでもネガティブな人っていますよね。物事の悪い部分、不安な部分にだけフォーカスし、暗い顔で不吉なことばかり話す人。あなたの近くにも一人や二人いるのではないでしょうか。

こういう人は、いわば逆パワースポットです。

普通にやればそれなりにうまくいくはずのことでも、こういう人が関係すると不幸なことが呼び寄せられます。ニュートラルな場でも常にマイナスの状態に引っ張りますから、こういう人と何かをつくり上げるのは、エネルギーが余計に必要です。

ポジティブ過ぎる奴って鬱陶しい

かといって、やたらと過剰にポジティブな人も、僕は鬱陶しく感じます。そこにあるのが本当に「元気」ならいいのですが、そう見せかけただけの「空元気」の場合、後で帳尻を合わせる必要があるからです。

300ml入りのグラスに150mlの水が入っている様子を見てどう反応するのか、ということでこの問題を分かりやすく説明したのは、小林正観さんです。ちょうど半分だけ水の入ったグラスを見た反応として、

・半分しか入っていない(怒りや悲しみ)
・半分も入っている(喜び)

がまず考えられます。前者がネガティブで後者がポジティブです。正観さんはさらに、

・誰かが半分残しておいてくれた(感謝)

という一歩先を示しました。そして、ここが重要なポイントなのですが、怒りや悲しみで反応しても、喜びで反応しても、感謝の心で反応しても、客観的事実は同じ。そこには150mlの水があるだけ。

避けるべきは悪い想像が連想すること

ネガティブな感じでいるよりは、ポジティブな感じでいた方がいい。確かに、基本はその通りでしょう。ただ、それが成立するのは、目の前の客観的事実にしっかりと直面している場合に限られます。

僕が自分で気をつけているのは、ネガティブが連想モードに入る段階です。客観的事実に触れて、ネガティブな想念が出てくる。僕は、これは仕方のないことだと思っています。つまり、空に浮かぶみて「雨が降ったら嫌だな…」と思う。それくらいは「あり」だと思うんです。

でも、雨が降ったら嫌だな→デートが台なしになるかもしれない→嫌われて別れることになるかも→そうしたらもう二度と恋人は出来ない→一人で寂しい晩年を送るんだ…みたいに連想が始まるは、絶対に避けるべきです。

落ち着くことの大切さ

自分が悪い想像をしていて、それが連想にまで発展していることに気付いたら、こうセルフツッコミを入れましょう。

「予言者か!」

未来のことは分かりません。ひとつめの悪い想像くらいは仕方ないけど、そこから連想するのはやり過ぎです。連想を展開している本人にとって、そのいい加減な予言みたいなストーリーには真実味が感じられます。

悪い想像のなかにいる自分にツッコミを入れると、落ち着けます。落ち着けたということは、ネガティブの外に出たということ。何よりも大切なのは、ここだと思うのです。

さ、きょうも落ち着いていきましょう。

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