誰にも迷惑をかけないなんて無理な話
「人様に迷惑だけはかけちゃいけない」みたいな言い方ってありますよね。でも、そんなのまったくもって無理だと思うんです。考え方の出発点として、間違っているように思えてきました。
「結婚式の加害性」がトレンドワードに
先日、Twitterのトレンドに「結婚式の加害性」という言葉が入っていました。結婚式という場が、それが嫌いな人や、結婚にまつわる心の傷を持つような人にとってはしんどい場であるため、結婚式には加害性が内包されているというような話題でした。
やや炎上気味の話題でしたが、元ツイートには勝手な決めつけのようなものはなく、誰にとっても100％肯定してもらえる場なんてないし、結婚式でさえそう──という意味合いだと僕はとらえています。そして、その点には共感します。
結婚式なんて、人によっては「100％良いこと」だと考える人もいそうです。でも、それさえ「ちょっと迷惑」になる場合があるということです。まぁ、冷静に考えれば当然ですよね。
生きるとは迷惑をかけること
僕は、人は生きているだけで迷惑をかける存在だと考えています。
例えばコロナの感染拡大だって、自覚なく自分が広げてしまった可能性がありますよね？もう息しているだけで迷惑だということです(笑)。もし本当に、完璧に「人様に迷惑をかけない」を追求したら死んじゃう以外にないですよね。
生きるとは、誰かに迷惑をかけること。さらに、それを自覚さえ出来ないことだってあるはず。
「迷惑をかけちゃいけない」なんて、ある意味ちょっと思い上がった考え方なのではないでしょうか。迷惑は絶対にかけちゃうし、かけられちゃう。そこを大前提にして生きた方が、お互いに許し合えたり助け合えたりしやすくなると思うのです。
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