デッキ紹介【ぐるぐるお魚インティナイン Ghotiになります】
全国1千4百万人のデッキビルダーのみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
初めての人は初めまして、そうじゃない人はどうもです。オスカーです。
前回はリメイクデッキでしたが、今回は完全新作デッキの紹介です。
調整していたデッキが、ようやく記事書いてもいいかなというクオリティに出来た実感があったので。
前置きはそこそこにやっていきましょー!
やりたいこと
今回のデッキのコンセプトは「ゴーティス」というテーマを強く、面白く、なおかつカジュアルに落とし込んで使うこと。
相手ターンに除外から帰還、魚族のアクセルシンクロに繋がっていく流れは既存テーマにない動きだと思ったので、
・ゴーティスの枚数を出来る限り絞る
・ゴーティスらしさ損なわずに動く
この2つの両立を目指しました。
そのうえでテーマ性に根差した低速コントロールっぽさを出せればなと。
更に、自分は混ぜ物大好き人間なので折角なら色んなカードを使いたい。
特にエクストラの枠を魚族シンクロだけで埋めるのは勿体無いなと思ったので、このカードに着目しました。
目をつけたのは②の効果。
ゴーティスのシンクロモンスターはシンクロ召喚時に真価を発揮するものが大半。
奇石ドラガイトでエクストラに戻せば魚族シンクロの枚数を絞りつつ、何度もアクセルシンクロするシステムを組めるのではないかと考えました。
そして、「ゴーティス」というテーマを扱う上で考えないといけないのは「お前後攻どーすんだよ問題」。
いわゆる三者面談です。
相手ターンに展開・シンクロする関係上、序盤の自ターンはあまりガチャガチャ動けず手数も少ないゴーティス。…センチュリオン?知らんな。
アクセルシンクロのためにレベル持ちモンスターを残さないといけないので、今をときめくティフォンさんにも頼れない。
後攻の対応性について、容赦なく素人質問をぶつけてくる担任に対しては回答を用意しないといけません。
三者面談対策にはこのカードが選ばれました。
カトリンで水・地属性の召喚権を増やすことで手数で妨害を乗り越えようよ、という寸法です。
チューナーたちは勝手に湧いてくるデッキなので、非チューナー側として出力出来る可能性があるのも良い点ですね。
更に岩石族なので、奇石ドラガイト等とのシナジーも見込めます。
以上の
・ゴーティスのテーマ性
・奇石ドラガイトでのリソース回復
・カトリンの活用
を主軸に組み上げたのが今回のデッキになります。
デッキレシピ
レシピなのか。
エクストラ合わせてゴーティスのカードは11枚ですね。
唐突に出てきたマドルチェとマナドゥムについては後述。
次の章ではざっくりゴーティスについて解説するので、その次の章からが初動のお話です。
ゴーティスたちの主要効果について
※ゴーティス大体知ってるよって人は読まなくて良いです。
※ゴーティス各効果についてさっぱりという方は、ご参考までに。
◯ゴーティスチューナー
全員が星2チューナー。
アクセルシンクロ先は魚族シンクロに限定されています。
シフとペイシスが
「除外された次のターンのスタンバイにSS」
「SSされたターンの相手メインにシンクロ」
ゼップが
「相手ターンに除外されると即SS」
「SSされたタイミングで即シンクロ」
前者は、
・自分のターンの展開に使いやすい
・場や墓地にて自身の効果で除外出来る
後者は、
・即効性がある
・メイン以外でもシンクロ可
という利点がそれぞれにあります。
この子達をいかに継続的に除外していくかというのが肝ですね。
◯ゴーティスシンクロ
まずはコレ!なSモンスター。
自ターンならペイシスかシフ、相手ターンならゼップを除外してアクセルシンクロに繋げます。
S素材になった場合のサーチ効果も優秀。
アクセルシンクロする主力モンスター①。
対象にとって除外する効果と除外されたら墓地の魚族をコストで除外して戻ってくる効果。
このカードをどれだけ相手にとって致命的となるタイミングで投げられるかがカギ。
除外版カタストル。
②の分解効果は面白いのですが、ほぼ使いません。
アクセルシンクロする主力モンスター②。
相手ターンにシンクロすると盤面全除外です。
自分の盤面も最果てへ行くので、使い所が重要な最強最後の秘密兵器。
この辺りを頭に入れといてもらえると、この後が読みやすいと思います。
というか、ゴーティスは仕組みを知らないとマジで初見殺しにあうので要注意です。
序盤の動き
ゴーティスはとにかく星2チューナーたちに触らないと始まらないので、まずはそこを目指します。
このデッキは、
・相手ターンに6Sの初動
・自ターンに6Sの初動
・自ターンに6Sの初動(上振れ)
の3パターンほど設定してます。
◯ 相手ターンに6S
1番下振れの初動は所謂、テーマデッキとしてのゴーティスの基本的な動きになります。
・デッドリーフ召喚
(鰤っ子姫からリクルートでも同様)
↓
・シフを墓地へ、シフ自身の効果でデッドリーフの打点を上げて除外
↓
・相手スタンバイにシフが帰還して相手メインにデッドリーフとシンクロ、アリオンポスに
↓
・アリオンポス効果でデッキからゼップ除外
↓
・ゼップが帰還してそのまま即アリオンポスとシンクロ、魚族8Sモンスターに
ここで出す魚族8Sですが、主にグオグリムを出力します。
本来はここをアスカーンにして、相手カードを除外すれば1妨害です。
しかしその場合はアスカーン帰還のために墓地の魚族を更に除外しないといけないので、後々のリソースに繋がりにくくなります。
(主に奇石ドラガイトやデッドリーフの墓地効果)
加えて、アスカーンは場でほぼバニラの2700打点なので生き残れない可能性が高いです。
ここでリソースを使うよりも、アリオンポスでシフを除外して星2以下の魚族をサーチしつつ、戦闘で取られにくいグオグリムを残す方が継戦力が高くなるのでは、という考えです。
◯ 自ターンに6S(上振れ)
次に紹介するのが理想初動になります。
条件は、
・自ターンにアリオンポスを作る
・その過程で手札か場か墓地のどこかにアリオ以外の魚族モンスターを用意出来ている
の2つ。
今回は簡単に6シンクロを組めるように「マナドゥム」を出張してみました。
「リウムハート」1枚から「ミーク」をサーチして6シンクロです。
アリオS召喚時に除外するのは新規カード「ゴーティスの月夜サイクス」。
手札・場・墓地いずれかの魚族をコストで除外してSSすれば、星6が2体並ぶので「ベアトリーチェ」まで伸ばせられます。
サイクスは、SS時にデッキから魚族をサーチ&手札の魚族を除外出来るので、超重要カードであるペイシスやシフを実質デッキからついでの様に除外しておけます。バケモン。
ベアトで落とすカードは、「妖精伝記-シラユキ」と「ネメシス・キーストーン」。
任意のタイミングで墓地のゴーティスを除外出来る基盤を整えます。
魚族にアクセスできていない場合は素直にアリオンポス→ペイシス除外→相手ターンに8シンクロする動きになります。
中盤の動き
戦う基盤や墓地リソースを整えたら、相手ターンに動いて盤面をコントロールする体制を作っていきます。
狙っていきたいのは「マドルチェ」を交えたコンボ。
「マジョレーヌ」召喚、「バトラスク」サーチ
→カトリンで召喚権追加
→「バトラスク」召喚
で、好きな場魔法をサーチ出来ます。
また、マジョレーヌは反転召喚でもサーチ効果を使えるので「早すぎた帰還」を相手エンドに打っても良し。
早すぎた帰還は除外状態のモンスターさえいれば手札のモンスターをそのままセット出来るので、マジョレーヌは手札に抱えていてもOK。
マジョレーヌが同名サーチ可なことを活かして
マジョレーヌA召喚
→マジョレーヌBをサーチ
→Aを各種素材として活用
→手札に抱えたBを早すぎた帰還でセット
という動きも。
話を戻して、マジョレーヌ+バトラスクで持ってくる場魔法は「深海の都 マガラニカ」です。
①のデッキトップ操作で奇石ドラガイトを置くことで、マジョレーヌとバトラスクで作った「御影志士」から「魔救の探索者」で盤面に出力、1ドローしながらシンクロに繋げます。
マガラニカでレベルを弄れるので、「深海姫プリマドーナ」から「クリスタル・ガール」にアクセス、「魔救の奇跡-ドラガイト」で魔法・罠の使用に圧をかけていくのが理想ですね。
岩石族専用蘇生カードの「魔救の息吹」もガン積みしてます。
墓地に魔救の探索者を置いておけば、奇石ドラガイトと併せて1ドローしながら6シンクロです。
しかもターン1無し。
単体で引いてる場合でも「スプライト・スプリンド」で探索者を落とせばお手軽6シンクロとなるので序盤〜終盤、どの場面で引いても腐りません。結構なパワカ。
終盤の動き
終盤はクリスタルガールでサーチした「ゴーティスの陰影スノーピオス」が、手札と場と除外を右往左往しながら盤面をコントロールしてくれます。
ガールのサーチは自分エンド時ですが、スノーピオスは相手メインでSS出来る効果なので相性◎です。👍
また、ガールのサーチ対象には「サルベージ・ウォリアー」が含まれています。
アドバンス召喚の生贄もクリスタルガールや、帰還してきたゴーティスチューナー達で捻出しやすく、カトリンの追加召喚権も活かせます。
手札墓地からチューナーをSSする効果で探索者蘇生→奇石ドラガイトトップ戻し&SSで、2+4+5でフィニッシャーを登場させます。
相手ターンにちまちま動いてリソースを削り取り、無効札などを枯らした後に「氷結界の還零龍 トリシューラ」の選んで3枚除外を叩き込みます。
「最果てのゴーティス」が帰還していればそれなりの攻撃力に達していると思うので、残りライフを2体の大型水シンクロで刈り取りましょう。
以上が、デュエルの流れに沿った紹介になります。
その他の採用カードや補足
◯ゴーティス採用組
場魔法のサーチがバトラスクで効くので採用。
手札墓地の魚族を1枚だけ除外出来るのが小回りがきいて良いです。
主力の除外手段が2枚(スノーピオス)とか7枚(シラユキ)とか要求してくるのに比べ、流石に宇宙は懐が広い。
イグジープは最果ての宇宙でもってこれて、そのままSS出来る裁定を貰ってるので併せて採用してます。
キミ、②効果の起動即時でも良かったくない?
◯ゴーティス不採用組
あまりにもキショい効果を持つ新規。
キショいので不採用。
というかコイツまで入れると盤面パンク必至。
そんな効果で大丈夫か。
実際のところ効果はかなり有用ですが、後述のゴーティス罠が入ってこなかったので不採用。
・ゴーティスフューリー
・ゴーティスチェイン
・ゴーティスコスモス
↑ゴーティスの罠カードたち。
どれも悪くない効果ですが、結局悪くない止まりなので不採用。
基本モンスターでのコントロールデッキなのでね。
◯マナドゥム
今回初めてまともに触りました。
1枚で6シンクロを担いつつ、ゴーティスと同じ2チューナー+4非チューナーの動きなので採用。
伍世壊カラリウムのチューナー蘇生効果がゴーティスチューナー達と相性が良いのと、「伍世壊砕心」が抜群に便利です。
◯マドルチェ
こちらもほぼ初めて触りました。
バトラスクを絡めたコンボが主な採用理由ですが、同名サーチ可なマジョレーヌが継続的に星4を供給してくれるので、帰還したゴーティスチューナーと6シンクロが組みやすいのも特筆すべき点。
また、マジョレーヌが魔法使い族なので「憑依覚醒-ガギゴバイト」に舵を切っていけるのも強い点です。
ゴーティスは偶数シンクロが主で、奇数シンクロは何らかのギミックを挟まないといけないので、ガギゴで星5を供給出来るようにしました。
◯エレキ
なんでちょっと笑い堪えてんの?
こちらのエレキですが、
・後攻での動きのバリエーション増加
・任意のカードの除外手段
として採用しました。
新規カード「エレキハダマグロ」「エレキュウキ」の登場により、直接攻撃によって大幅な戦闘ダメージを与えつつ「エレキリム」によってデッキ内の任意のカードを除外する動きが出来るようになりました。
へいらっしゃい!!!
「エレキングコブラ」から入れば、
・コブラ 1000
・キハダマグロ 800
・キュウキ 1600
・キリム 1500
合計4900ものライフポイントを奪いつつ、ゴーティスチューナーやキーストーン、早すぎた帰還のためのマジョレーヌを除外出来ます。
エレキリムは星7なので、帰還したゴーティス星2チューナーと「飢顎竜アーケティス」になれるので低い攻撃力を晒さずに済むのもgoodポイントです。
エレキを少数出張するアイデアは友人のなつさんから貰いました。いつもありがとう。
後攻のときには、よくこれらのエレキの動きから入って勝ちを拾えてます。
これも後攻面接対策の一環。
◯テーマ外カードたち
・妖精伝記-シラユキ
ゴーティスと非常に親和性の高いカードですが、このデッキはそもそも墓地肥やしが得意でないのでいつも7枚のコストはギリギリ。
崖の上を行ってます。
スノーピオスが機能してくれるようになるまでの序盤〜中盤初めの繋ぎのイメージで使ってます。
最果てのゴーティスでの全除外後は、盤面が空になってしまうのが最大の弱点ですが、そこでの防御札として使えて、帰ってくる最果ての打点もマシマシになるのが強力。
・赫聖の相剣
ベアトから落とす余剰アドバンテージとして。
シラユキ、キーストーンに触れてるならこちらを墓地に送り込みます。
②効果でアスカーンをコストにすれば、実質ノーコストになるどころか何故かアスカーンが盤面に出てきて①の発動条件まで整います。
主に捲り札として使用。
・斬リ番
とある知り合いがアクセルシンクロのデッキで採用してカッコよかったので。(ミーハー
ゴーティスチューナーがスタンバイSSで1回、アクセルシンクロ効果でもう1回効果を使えるので相性良いかなと。
現状のお試し枠です。
・水霊術-「葵」
盤面に余ったカトリン等をリリースしてピーピングハンデス。
キショい。
不義遊戯!!!
↑こっちはキモいけどカッコ良い。
・トラップトラック
盤面にモンスターを持て余しがちなので。
トラトリじゃないのはデッキ内の砕心の枚数を減らしてリウムハートのバリューを落としたくないからです。
・氷魔龍 ブリューナク
手札を捨てたい場面(シラユキ、奇石ドラガイト、デッドリーフ)が結構あるので、中継地点かつ捲り札として採用。
特筆する点として「伍世壊砕心」から蘇生してもバウンスを飛ばせるので、状況によっては妨害札として機能する頼れる奴です。
おわりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
気に入っているデッキはやはり長くなってしまいますね、僕の悪い癖。(オス下右京
ゴーティスは海外で情報が出た当初からイカすイラストとテーマ性で気になってはいました。
しかし、いかんせん先攻で簡単に妨害が出来てしまって、かつそれが基本の動きに組み込まれているのでどう料理したものかとめちゃくちゃに難産でした。
現在の形になってから相手としっかりやり取りをしつつ、その上で勝てる形に落ち着いてくれたので超お気に入りになりました。
相談に乗ってくれた方々にSpecial thanks.
魚シンクロが増えていけば必然的にやれる事が増えるテーマなのでこれからもちょこちょこ手入れをしていきたいですね。
デッキ名は勿論、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の大人気企画『グルメチキンレース ゴチになります!』から。
深海の珍味(ゴーティス)を賞味頂いた後に
メインの魚料理(マグロ)をお出しして、
デザート(マドルチェ)もちゃんとあります。
デッキ名だけでも覚えて帰ってください。
サムネイルは友人達が色々アイデアを出してくれました。
何なら切り抜き画像までくれました。
パピヨンさん、ふぐぽさん、ありおりおさん、ありがとうございました。
もう年の瀬ですね。
今年も恒例となりつつある振り返り記事はまた書こうと思ってるので乞うご期待。
ではでは。
あとがき
最後に少しだけ。
このデッキの根幹となるゴーティス使いたいな〜は勿論本心ですが、1番やりたかったのは「奇石ドラガイト」+「救魔の息吹」で水6シンクロを出し続ける動きでした。
上記の動きを知ったのはこの動画。
ふざけたサムネイルですが、是非ご視聴をば。
たかゆきさん(@PX_00121)が使っていたマジョレーヌ反転召喚からの動きがカッコ良すぎて、いつか水属性6シンクロがエンジンになるテーマが出たらパクりたい!と思っていました。
還零龍がフィニッシャーなのもリスペクト。
今回のゴーティスがそれに当て嵌まるかなと思い、メインギミックとして採用に至ったのでした。
マン吉は知る人ぞ知るデュエル動画ですので、その深淵を覗きたい人は是非。
その意味のわからなさは知らない世界に誘ってくれます。
以上、たかゆきさんとちれさんのファンボ、オスカーでした。
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