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【中東アフリカタイムズ】ルワンダから裸足のススメ

最後に裸足で外を歩いたのはいつだろうか。

そもそも道路もそれなりに舗装されている日本では、いま裸足になってもアスファルトの上を歩くだけである。ましてや今は夏、靴がなければ灼熱のアスファルトの上なんて歩けないだろう。

靴だって一昔前に比べれば世界に広く普及していて、世界全体で見ても裸足で歩く機会は確実に減っている。

そんな中、ルワンダから裸足生活に我々が知りもしなかった健康効果があるとの記事が出ていたので、紹介したい。

裸足生活のススメ

こちらルワンダの英字新聞The New Timesの記事から。

アーシングやグラウンディングと呼ばれる、裸足で歩く行為が実は様々な健康効果をもたらすというのだ。

そのひとつは快眠効果。地面と素足が触れ合うことで生体リズムが整い、安定するのだそうだ。

また、裸足歩きには白血球の働きを弱め、赤血球の働きを強める効果も確認されており、これにより免疫が促進するという。さらには赤血球の表面電荷を増やす効果もあるそうで、これで血液がサラサラになるそうだ。
他にもリラックス効果や鎮痛効果があることが、近年の研究で明らかにされている。

さらにこの記事では、靴を履くことの弊害も指摘している。

そもそも姿勢が悪かったり身体の歪みであったりが現代人に多く見られるのは、靴を履いてることで足の筋肉が衰えてしまったからだそうだ。これによって本来かかるべきではないところに負荷がかかって、姿勢が悪くなっているらしい。

そしてこの記事の最後には、「裸足で歩くことで生理痛を軽減させる効果も確認されている」との一文で締めくくられている。


裸足で歩く

今日の日本では、裸足で家の外を歩くことは簡単なことではない。近所の土手や大きな公園に行けば歩けないこともないのかもしれないが、それでもビンの欠片が落ちてるかもしれないし、なにしろずっと靴の鎧を着けてきた我々の柔らかい足は、何を踏んでも怪我をしそうで、安心して裸足で歩き回るなんてことは、ほとんどできないだろう。

そしてこんな記事がルワンダのメディアに掲載されるということは、ルワンダも我々と同じ状況が起こっているのかもしれない。

1994年に起こった大虐殺の過去を持つこの国も、2010年以降GDPの成長率は年平均7%と世界最高水準の経済成長を維持しており、さらに最近ではドローン産業で一躍注目を集めている。

そんな過去の出来事を乗り越えようとしているアフリカの優等生から我々が学ぶことは、まだまだありそうだ。

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