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常にぼくはぼくの裏をかいていく

遅ればせながら、にじ画廊でのグループ展「午前0時の歌たち」にお越しくださったみなさん、ありがとうございました。

参加者の3人と、展示を振り返っての雑談ラジオを作りました。30分ほどあるので、作業しながらでも聞いてください。制作風景を流しながらなので、もちろんんそちらも。

https://www.youtube.com/watch?v=GiXRQedH8g4

展示が終わって2週間。
いつもなら、あっという間だなと思うだけなのだけれど。2週間経って、体調に変化がなくて、やっと安心して展示を終われる自分がいる。
来てくれた人にももちろん感謝してる。でも、行かないという判断をした人にも同じように感謝している。人の物差しは様々で、自分で判断して、その判断に伴う責任を自分で負う。なるべく人に判断を任せようとする社会で自分で判断してくれたことに、ぼくは感謝する。
何はともあれ2週間。やっと展示が終わった気がしている。

そして、2020年が終わる。
今年はいい一年だった、と言える人がいるのだろうか。どこかにいてほしい。

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「午前0時の歌たち」
いい展示だった。
初めてのことに挑戦するいい機会をもらった。ただ絵を描いて、ただ飾る、というだけのことに付随する、たっっっっっくさんのあれこれ。たくさんのできないことができるようになった。

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ただいいものを作っていれば結果は付いてくる、というのをぼくは信じていない。信じたいけど。
マーケティングや広告、ブランディング。なにより誰にも予想できない、たまたま吹いた風や波に、結果はたゆたっている。信じたくないけど。

そのことを見て見ぬふりをしてきたのは、そんなことを考えるよりも、作っている方が楽しかったから。
今回の展示で、ただ絵を飾るということ以外の色んなことを試した。今までだって色々試しては失敗し試しては失敗を繰り返してきたのと同じように、今回もことごとく思惑通りにはいかなかった。でも、思惑通りにいかない前提で準備したから、得るものは大きかった。

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常にぼくはぼくの裏をかいていく。それでいい。
道を歩く者は道のない場所には辿り着けない。

新しい絵具を買ってしまいます。