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縛りのないロールプレイは面白い

公認心理師資格を取得してから、公認心理師の資格を受講要件。
そして、面接をテーマに実際にロールプレイをしながらの研修を受けるのは今回が初。

今まで、MSWとしての面接をテーマとしたロールプレイの研修は受けたことがあるけど何が違うのだろう…。ってちょっとした不安も感じながら、いざチャレンジ。

公認心理師とMSWの面接のちがい

あくまでも、自分が感じたことではある。
困っている状況の人を目の前にするということは同じ。

そこから、その人の内面に注目していくのが公認心理師。外面に注目していくのがMSW。自分の中ではそんなとらえ方。

内面であれば、その時まで育った環境の中での出来事やそれをどのように認知しているか。また、こころの事で何か困ってはいないかという一見しただけでは外からはわからない部分について標準を合わせて掘り下げていく。

外面であれば、社会制度やサービスについての情報提供や必要があればそれを利用するための手続き方法についても伝えていく。
その人が一人で孤立しないように、外へと働きかけて社会との繋がり方について標準を合わせていく。

こんなことをまずは考えてみた。

どんなロールプレイだった?

心理師的なロールプレイっていっても、その方法はいろんな形がある。

精神分析的であれば過去を振り返る形になるだろうし、認知行動療法的であればホームワークとかプログラム的なものになるのかな。
そして、SFA(ソリューションファーカストアプローチ)であれば原因を追求するのではなく、これからどうする?という視点から考えていくだろうし。

で、今回のやり方は‥。
縛りなし。自分のやり方でやってみようというもの。
へぇ〜。そんなやり方するんだぁ。
はじめての体験でワクワク感が半端ない感じ。

具体的に印象に残った技法は?

自分がいつもの面接で使っている「開かれた質問」「閉じられた質問」。
意識的に相手から幅広い情報を得たい時は「開かれた質問」、具体的な事柄を絞り込んでいきたいときは「閉じられた質問」
別にこれ心理師だから‥って訳ではない。
その時自分から発する言葉の中に、どんな意図があるかを自分できちんと把握していることが必要。

えっ‥と、すごく当たり前というかそんなに変わった事でもなければごくごく基本的な事。
いかに何も考えずに普段面接してるかということがバレバレです、はい。

クライエントとの関係を作る・支援の方法を決めていく為の作戦を練るためにも、こう尋ねたらこんな答えが‥って想像しながら進めないと。
「自分の中の作戦会議」は、大事に進めてきます。


面接の場だとできてない事やマイナスのことに焦点が当てられがち。
そこを何とかしたくて来てるから、まぁそうなんだけど。

そんな頑張ろうとしている人にだからこそ、今は出来ていないかもしれない。
でも、前は出来ていたことがあるかもしれない。
出来ていた時の事を聞く、ポジティブ面にも視点をあてる事が必要だという言葉が印象的でした。


自分に欠けていた視点。


マイナスや出来てない事ばかり話してたら気持ちも凹みがちになる。
今、出来てないこともある。けど、そうじゃない(出来ている)こともある。
どちらにも目が向けられる様な面接ができるようになりたいと思います。

あとは、面接の終わりに次回に繋がる声かけをしているところも良いなぁと。これ、コンプリメント(褒める言葉)と言うそうで。 

「えらい すごい すてき」

講師はこれをとても自然に使いこなされてました。
この言葉と表情とがセットになって現されるとスッと気持ちが落ち着く感覚。ロールプレイを実際にやって体感して覚えたこと。

ガッツリ収穫しました。

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