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「可塑性」読めますか?

「可塑性」の読み方

自分は最初、読み方がわからなかったです。
かたいせい?なんだこれ?状態。


正しくは、「かそせい」と読むそうです。

その意味は

固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。

なにかの力が外から加わって形が変わったら、その形は元には戻らずその形を維持するってことですね。

似た言葉で「可逆性」があるけど、これは元に戻る力があること。

これもミヤガワRADIO #178 「痛み」についてのトークライブの中で取り扱われたもの。 
(1:07:00頃からこの話題が始まります)

神経についてのお勉強的な意味でも、もちろん面白かった。
むしろ、この話しを聞いて自分の体験がやっと腑に落ちる感覚を得ることができたそんな内容だった。

自分の体験を踏まえて

昨年の春、胆石発作を起こし緊急入院&手術を受けることがあった。
幸い腹腔鏡で手術を行うことができ、短い期間の入院生活で退院する。

が、

問題はここから。
術後、しばらくしてから腹痛がする。
あれ?なんで?という思いで、とりあえず再検査。

血液検査、造影CT、腹部エコー。
一通りやったけど、これといった異常はなし。
すっきりしない‥。なんで、手術で胆嚢ごと取ったのに痛みが続くんだろ?って思ってた。

約1年程度、この症状は続いていた。
今年の夏を過ぎてようやく痛みを感じなくなった。
主治医も原因がよくわからない感じだったんだと思う、

ここで、可塑性の話しに繋がる。


腹腔鏡での手術を受けたことで
「身体に外から力を加えて、胆のうを摘出する」

手術前と手術後では胆嚢があるかないかもそうだけど、周りを繋ぐ神経や筋肉・組織の繋がり方も違っていること。
そして、この変化した後の状態が維持される。

これが、可塑性。

胆嚢を摘出した事で、それまでと形が変わっている。
その為、摘出した部分は神経や筋肉が繋がっていない状態で固定される。

だからなんだろうか、痛みが頻繁に起きてた。
痛みってアラームの意味もあるから繋がってないよってことを伝えてくれていたんだと思う。
結構この痛みの症状が長く続いて、悩まされたもんだ。

人間の身体は不思議なもん。
時が経つと共に胆嚢周辺の組織が再接続されるのか、次第に痛みも感じる機会が減っていった。

体験があるから、この話は自分の中にスッと落ちる感覚を保つことができた。


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