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デンマーク留学6ヶ月目の報告書

留学して半年の時にこの文章を書きましたが、正直黒歴史です。当時は思い通りに行かずもどかしいと思う部分が多かったので、自分を鼓舞しつつ小さな目標を決めコツコツと頑張っていたような気がします。あの時の私も含め、新たな言語を学ぶ人達全員に『頑張っていて素晴らしい』と褒め称えたいです😭


≪生活面≫
半年が経った。日本にも自分の生活があることが不思議に思える。ここにいることが今の自分の“当たり前”になった。そんな今の状態を例えると、片足デンマーク人に踏み込んだ状態だ。言語はまだまだ納得いかないが、帰るまでには日本の旗を背負ったデンマーク人になれるように頑張りたい。やっとネガティヴ期を抜けられ、だんだんと自分の理想に近づいている今だからこそ、もう一歩を踏み出したい。
≪学習面≫
新しい留学生の子が同じクラスにやって来た。その子が私に刺激を与えてくれ、私の生活は前と少し変わった。その子の存在のおかげで、勇気をもらえた。家では家族がデンマーク語で話しかけることがすごく多くなったし、自分がデンマーク語を話す機会も多くなった。学校で先生の指示がわかるし、授業も難しいこと以外は理解できることがある。理解できることによる笑顔が増えた。もっと話したいし、理解したい。これからも毎日、本を読むことを継続したいし、頑張る。

〔メッセージ〕 異国語を話すということ
私がデンマークに来て、一番悩み、頑張っていることは、“言語”だ。外国に来て、コミュニケーションをとるには、少なくとも英語を話す必要がある。母国語が英語の人たちにとって、英語を話すことは苦ではないが、ほとんどの日本人にとってはまず英語を話すこと自体に大きな壁がある。今も自分は、英語で説明しろといきなり言われて、上手く説明できる自信はないし、生活に支障のない英語が話せるレベルだ。デンマークでは、ほとんどの人が英語を話すことができる。私が英語だけを話して、一年を過ごすことも可能だ。なら何故、そんなにデンマーク語にこだわり、悩むのか。それは、私がここで観光をしているわけではないからだ。外国に観光をしに来て、英語を話す分にはいいが、私は別に観光がしたいわけではない。実際に現地の学校に行ってみるとわかる。他の人が何を話しているか、全くわからない。みんながなんで笑っているのか、わからない。授業がお経を聞いているように思える。自分だけ何もわからない、孤独感。たまに英語で話しかけてくれることだけが、最初は自分の喜びだった。その時と比べると、今はだいぶわかるようになったのかなと思う。今までの勉強の中で、自分のデンマーク語レベルが上がったと実感できた勉強法は、文法書を読むことだ。そして、たとえ意味がわからなくても、会話を聞くこと。会話を聞くとよく出てくる単語や文が気になるようになる。そしてそれを調べる。授業で出てくる文章でも気になる言葉を、すぐ調べる。それをメモる。年が明けてからは、文法書ではなく、絵本をできるだけ毎日欠かさず読むようにしている。来る前は現地にいたら、自然と現地語が話せると思っていた。けれどもここで過ごして来て、それは違うとはっきり言える。まず学ぼうとする意志がないと頑張れないし、勉強しなければ話せない。つまり異国語を話すということは、頑張り無しには、到達することができないゴールなのだ。だから私は頑張る。


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