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【もちもちの秘訣は生地にあり。〜バナナとラム酒の大人シフォン〜(レシピあり)】

わたしの作るお菓子のレシピは何度も試作したのがほとんどです。その試作方法は【当たり前を疑う】ってこと。「これ、ほんまにそうか?」の視点は思わぬ宝物を見つけることがあるから。
あと、作りにくいのはブッブー。なるべく材料が中途半端に残らないが基本。どうしてもって時もごくたまにありますが。

【お菓子って、感覚。生地嘘をつかない】。焼いたり仕上げる前の状態ですでにうまそうならば8割美味しくできると思います。

逆にレシピ通りに作ってもなんかいまいちなのは頭にとらわれ過ぎているから。

まずはやってみよ。起点を決めねば感覚など育たないですよ。

というのも、わたしばその昔お菓子作りご飯作りにめちゃくちゃ苦手意識がありました。

クッキーを焼けば黒こげの生焼け。シュークリームはどら焼きのよう。ケーキはなんだかかいびつでモッサモサ。おにぎりにはチョコレート。その頃から斬新だったのかもしれないけれど、お世辞にもおいしくなかったなと思う。(家族よ、ありがとう)

そのわたしががらりと変わったのは20歳の時。わたしは星を詠むけれどその年のプログレスの太陽が双子座20度の「カフェテリア」だったと知りびっくりした。背後霊が守護霊かわからんけれど入れ替わったんだとばかり思っていたから。タイミングと思い込み(わたしはお菓子や料理が下手だ、作れない)が外れたのかもしれない。そこから独自でいろいろいろいろ作り始めたわけ。

バナナとラム酒の大人シフォンは大人シフォンと書いてるけれどお子様にも人気のシフォンです。(焼いてるから風味だけ残ってます)カフェしていた時も人気がありました。

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ラム酒はきび砂糖を原料にしたお酒ですが、手軽に濃くも丸さもでるからお気に入りです。

シフォンの最大のポイントは、カスタードクリームのような生地であること。(そのまま食べちゃいたくなるような生地ってこと)、人肌がベストであること、そして、卵白を泡立て過ぎないこと。これさえ守ればもちもちの軽ーいふわくしゅシフォン間違いなし❤︎バナナはジャガーポットが出てるものがおススメです。(熟れて香りがしてバナナの見た目がチーターみたいなドット柄なやつ)

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【バナナとラム酒の大人シフォン(直径17センチシフォン型1台分)】

▫️材料▫️
▫︎卵白(卵Mサイズ)4個分
▫︎きび砂糖(もしくはグラニュー糖)40g

▫︎卵黄(卵Mサイズ)4個分
▫︎きび砂糖(もしくはグラニュー糖)30グラム
▫︎薄力粉 70グラム

▫︎バナナ小1本
▫︎ラム酒 大さじ3(好みで加減ください)

▫︎菜種油(もしくはサラダ油)大さじ2
▫︎牛乳(豆乳の場合は無調整がオススメ)60cc


▫️下準備▫️
バナナをフォークで粗く潰しラム酒を絡めておく。(変色を防ぎます)
ガスオーブンなら170度、電気オーブンなら190度に余熱しておく。(電気の場合は機種によりかなり異なります。様子見ながらしてみてください)
卵を卵白と卵黄に分けておく。
薄力粉はふるっておく。

▫️作り方▫️
①ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで軽く泡立てる。3回くらいに分けてきび砂糖を加え、8分立てくらいになったら(少しツノが立つ程度)ハンドミキサーを止め、ぐるぐるっとツヤが出るまでかき混ぜ滑らかにする。ハンドミキサーのまま混ぜてもいいし、泡立て器に持ち替えてもいいです。
(こんな感じ↓)

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②別のボウルに卵黄、卵黄用きび砂糖を入れ、湯煎しながら泡立て器でよく混ぜる。(わたしは卵白を泡立てたハンドミキサーを洗わずにそのまま卵黄を混ぜちゃいます)
ラム酒に浸したバナナ、菜種油、牛乳を入れよく混ぜる。バナナは細かい方がいいのでハンドミキサーで撹拌するほど◎←しっとりした生地になります。

ふるった薄力粉を加え泡立て器(もしくはそのままミキサーで)滑らかになるまでよく混ぜる。

※湯煎するのは温度を人肌にするため。冷たいとシフォン生地がびっくりし柔らかな生地になりにくいです。わたしは大きめのフライパンに湯を沸かし火からおろしてその上で(卵黄のボウル)プカプカ浮かせながら作業してます。

③②に①の卵白の1/3を入れ、よく混ぜます。この時泡立て器で混ぜても構いません。むしろめっちゃ混ぜてください。残りの卵白も泡立て器で軽く混ぜ、仕上げにゴムベラに持ち替えてさっくり混ぜていく。シフォン型に生地を流し入れ、空気を抜き、170度のガスオーブンに入れて約40分焼く。(電気オーブンの場合10度上げて5分から10分ほど長めに焼いてみてください)

④焼きあがったら逆さにし、完全に冷めるまで置いておく。(ワインの瓶やケーキクーラーなどを使って冷ましてみてください。くれぐれも火傷に注意してね)

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▫️ワンポイント▫️
・卵黄のボウルは人肌くらいになるまで湯煎し温めながら混ぜるとよい。
・卵白は泡立てすぎなくてもオッケーです。かるくツノが立つ程度でよいです。
・生地が多いなーって場合、余った生地はマフィン型などに入れて焼いてみてください。



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