今夜は少しだけ
時計の針は0時を回った。
そう言えば格好がつくが、一人暮らし7畳の部屋にはデジタル時計しかないので、針が回ったのを視認していない。
毎日6時間以上寝たい。できれば7時間寝たい。出勤する朝は6時半に起きる。だから、本当は日付が変わるのを認める前に眠りにつきたい。
20代のわりに、つまらない生活だと思う。
夜には甘い蜜がたくさんあるのだと思う。
私はそれをあまり知らずに生活を繰っている。
眠れない時期があった。
何を相手取っているのか認識できないまま、ただ漠然とした不安と焦燥が喉元から食道にかけて詰まっていた。
今は比較的よく眠れる。
7時間寝たい、が決して夢の話ではなく現実的な数値だ。
睡眠時間の話で夢とか現実とか言うの、ちょっと分かりにくいな。でもニュアンスで伝わってほしい。
でも、というか、だから、というべきか。0時を過ぎた時、眠気がこないと少しだけ不安になる。
少しだけ、というのは強がりかもしれない。でも、少しだけ。
別に、少ししか眠れなくたってなんとかなる。だって、なんとかしてきたから。だから大丈夫。大丈夫なんだけどね。でも、少しだけ。
少しだけ、何かに不安で、眠れなかったあの頃のことを思い出して、不安になる。理由なんて分からないけど。
しっかり睡眠を摂るのは、翌日の仕事とランニングに全力で向き合いたいから。理由がある。
眠れない夜に理由がほしい。だからnoteを書く。
でも私は欲深い。評価されたい。褒められたい。
どうか、届いてほしい。
格好悪い。俺は書きたいことを書くだけだ、なんて潔い性格にはなれない。
ベッドに横たわり、理由のない夜に居るあなたへ。
あなたはひとりだ。
このnoteであなたとふたりに成れる、そんな夜を期待している。
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