散歩記録 帆船みたいな「稲荷橋」
見た目は好きな橋だけど、とにかく情報が無くて内容が薄めです。
本編
今回紹介するのは、埼玉県川口市東領家の新芝川上に架かる「稲荷橋」
住所が何やらおかしなことになっていますが、Googleマップ君がおバカなだけです。
外観・眺め
橋の外観はこんな感じ。
斜張橋の主塔はもちろん、欄干や親柱の特殊な装飾が目立つ。
横から見た時点でも何となく帆を思わせるような造りが分かりますが
細部を見ていけば見ていくほど統一されたテーマに感動します。
画面左端の親柱に当たる部分はヨットの帆みたい。
欄干はワイヤーで帆を動かすためのロープを模している?
また、欄干に連続して付いている薄水色のパーツは荒波みたいで
橋の上を歩いているだけなのに波に揺られているような気分。
橋の中腹には踊り場もあり、陽の角度によってはほぼ意味が無いが屋根も。
屋根の形状も帆っぽい。
ちなみに椅子は無いので休憩には向かない。
細かいところでは橋の街灯のてっぺんに
カモメの形の装飾がついていたりもする。
また、他の部分の帆船っぽさに引っ張られて
主塔が何となくマストに見えてくる。
こじつけかもしれない。
名前と見た目の微妙な違和感?
そんな 「船」とりわけセイル(帆)を持つ「帆船」
がテーマになっている(と思われる)稲荷橋ですが
その名前の「稲荷橋」というのは決まって
稲荷神社へと続く参道の一部のようになっている橋や
近所に稲荷神社がある橋に授けられる名前なのです。
実際、稲荷橋の近くには加賀稲荷神社が江戸時代頃から
この位置にあるそうなので、橋の名前の由来であると推測できます。
が、そんな宗教的な名前の由来を持つ(と思われる)稲荷橋が
「和船」と言うよりは「ヨット」と表現する方がしっくりくる造りな所が
微妙に引っ掛かります。
一応近くに「芝川マリーナ」なるボートやクルーザーの
係留施設はありますが、橋の架橋年とマリーナの営業開始日等を鑑みるに
それがデザインの元になったとは考えにくいのです。
その後も、ネットで調べられるだけのことは調べましたが
特に手掛かりはありませんでした。
何だかもにょる終わり方ですが
ここでは一旦、デザインと名前の相違に意味はないという事で
結論としておきます。
まとめ
埼玉県にありながら、マリーナがあり1時間弱で
海へとアクセスが可能な新芝川。
そんな場所に架かる稲荷橋は、宗教的な名前とスタイリッシュで
独特なデザインを併せ持つハイブリッドな橋でした。
そのデザインは隅々までテーマが統一されていて
見れば見るほど見事の一言。
休日には人通りも少なく、車もほぼ通らないので
運が良ければ静かな空間を独占することも可能。
川沿いにはのどかな遊歩道が続いているため散歩にも最適…
と言いたいところですが、橋から横断歩道までが遠いので
微妙に歩きづらく実はあまりお勧めはできません。
本当に気になったら自転車などで訪れてみてください。
おわり
おまけ
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