子どもの見守り 私の鉄則
🌿大人もそれぞれだから…🌿
「子どもを見守るときの気持ち」
安全管理を勉強してもしても、
シミュレーション何回繰り返しても、
安全管理に完璧はない。
だから、見守るその瞬間は、
「私にできることだけでいい。
できないと判断したときは辞めていい。
周りの基準にこだわらない。」
と強く思うことが大事。
(以下長文)
公園に行ったら…
「入り口の人〜来て〜!」
小学生が叫んでいる。
名前は知らないけど、
見かけたことがある
まあまあ元気な小学生たち。
お母さんの中では嫌がる人もいるけど、
以前に「おれ、大家族なんよ」
と私に話しかけてきた子がリーダーで、
私にはなんだか憎めない男の子グループ。
「川にボールが落ちたんです。
取りに行くから見ていてください。」
と丁寧にいう。
いつもは、睨んだり?もするのに(笑)
まあ、小学校の教えで子どもだけでは
降りてはいけないというルールあるからね。
守るんじゃ、偉いなあと心で思う…
公園は大きな川の河口付近にある。
干満により、干潮時は川底がむき出しになる。
確かに、反対側なら私も子どもと
降りたことはあって、
はまり込むことはなかったところ。
でも、少年が行きたいのは、
川の中でも私が行ったことがない、
ちょっと水が残る部分の先。
時刻は5時過ぎ。
春先なので、もう暗くなる。
もうひとりの保護者さんが来て、
「無理よ。諦めなさい。」
と言う。
私がまあ、一応降りてみようかなと
試したのだけど、
ちょっと確信は持てない数メートルだった。
いろいろと話していて、
「スポ少の練習してて、ボールはコーチの息子のなんだ。怖いから…」と。
しまいには泣く小学4年生男の子。
「でもさ命より大事なものはないから、
私はいいよって言えないよ。
一緒に謝りにいくよ。謝れば許してくれるとは分からないけど。でも、私はあなたの命が一番だし」
「命よりボールは大事なんよ。」
「…」
ただ、遊びで降りたいわけじゃないんだな。
できる限りを尽くさないと駄目なんだろうな。
予定があって、正直帰りたかったけど、
尽くしてあげたくなった。
彼らが真剣だったから。
「私は、はまった時に引き上げる力もないし、この川に詳しくないからいいよって言えないけど、他に詳しい人とかを探そうよ。」
最終的に、会社帰りのおじさんと自動車工場のおじさんに承諾されて、降りれた!
おじさん、ありがと〜。
念の為、私も最後を見て帰宅。
私にここは降りれる!という
川に対する判断力もなく、
プレーリーダーの先輩ならどうしたかな?
と落ち込んだけど、
私の見守る鉄則を再確認した。
危険レベル、できないレベルは
人それぞれでいいし、
こどもにも堂々とそれを伝えることが
共に生きること。
あの人に頼めばこれはできる!
あの人に頼んでもこれはできない。
そんなふうに考えるのは、
差別じゃない。
相手を認めるひとつ。
私も学校の先生に
すべてを求めていない。
ただ、嘘やごまかしはコミュニケーションに
必要ないよぉ。
んだけど、
そこにもSOSはあるから厄介だよなあ。