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エヴァンゲリオンから受け取ったまごころ

こんばんは。

シン・エヴァンゲリオンを観ました。

私が初めてエヴァを観たのは、中学2年生のころ。

まさに登場するシンジやアスカと同じ歳でした。

ただ当時の私にはエヴァを受け止めるのほど頭と感性がありませんでした。

それから高校、大学を経て社会人3年目の年、2020年にエヴァに再会しました。

2020年という年は私にとって入社以来一番辛いとも言える年で、完全に追い込まれておりました。

この時の、心の隙間にエヴァがぴったりハマり、エヴァという作品を一から見直していきました。

そして、2021年3月8日月曜最終作となるシン・エヴァンゲリオンが公開されました。

今回はtv版から、新劇場版に至るまでの一連のエヴァンゲリオン作品から受け取ったもの(私の行動・考えがエヴァによって変革したこと)を書きたいと思います。

1.アスカから

「現実逃避の依代になりつつあり、お客さんには目を醒ましてもらう必要がある」と庵野監督は語った。

某動画サイトで観た庵野監督のインタビューにおける言葉だ。

エヴァで最も好きなキャラクターはアスカだ。
(惣流と式波がいるが、2人くるめてアスカと書きます)

アスカは自分が責任を引き取り、使徒に立ち向かっていく強さがある一方で内実は心の脆いキャラクターだと思っている。

シン・エヴァでは自分が使徒化し、13号機に立ち向かって行った。
旧劇では量産型エヴァを斬り倒していった。

このアスカの姿が大きく私の行動に影響を与えた。

仕事で辛い時や、自分が責任を引き取らなければいけない時、心にアスカが顕れるのだ。
仕事で辛い時、傷つきながら必死なアスカが心に顕れ辛いことを乗り越えられた。

庵野監督はエヴァが現実逃避の依代になっていると語った。
一方で私はアスカというキャラクターを原動力に、現実世界に立ち向かえた。
まずアスカに感謝を言いたい。

2.庵野監督から

シン・エヴァの感想はまずありがとうということだ。
全てのキャラクターを丁寧に描き一人ずつに挨拶をさせてくれた。

またtv版、旧劇では庵野監督の精神世界を丁寧に描いてくれた。
エヴァは説明が足りない、難解だとよく言われるが、逆にここまで心情を語ってくれる作品はなかなか昨今ないと思う。

tv版、旧劇、新劇含め、作品の真摯さをエヴァから感じる。
その真摯さによって私は先述のように行動に影響を受け、精神面でも大きく心が動いた。

このように作品を通して、行動・精神に対して働きかけを受けた作品は私の人生史上あまりないと思う。

仕事の話に戻るが、2020年私は最低限の仕事しかできなくなった。

時間的な余裕がなかったというところもあるが、精神的に追い詰められ、余剰の仕事をしようという気持ちにどうしてもなれなかった。

シン・エヴァを見て以来、庵野監督のように何かを通して、人の心を動かしたいと思うようになった。

事務仕事の私も仕事を通して何らかの影響を与えるような作品(制度設計や、文章制作)をしたいと思えるようになった。

庵野監督の生み出したエヴァという作品によって何とか心を動かす、作品を生み出したいと考えるようになったのだ。

3.最後に

エヴァという作品から、まごころを受け取りました。

私は何とかエヴァによって得た衝動を社会性に昇華させることができました。
今後も折々に、私はエヴァを見返していく人生の作品となると思います。

エヴァの全てのキャラクター、庵野監督、全てのスタッフにありがとうと言いたいです。

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