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自然のままに尊重されるお産体験

令和3年3月。第一子となる男の子を自宅出産しました。

私たち夫婦の希望は、なるべく自分たちの力で産みたい、という事でした。そして、夫の夢の一つは、自分の赤ちゃんを自ら取り上げる事。。。分かった。私に叶えられる事ならやってみましょう!ついでに私は大の病院嫌い。自宅出産以外の選択肢はありませんでした。

(広島県 AKI)

竹ザル入りのボウルと移動する新生児との生活

私の希望は、私自身の意見を尊重して見守ってくださる方。あわよくばアロマにも精通している方なら最高。そんな思いで広島の助産院を探し始めました。そんな中、直感でここが良い! お話を聞いてみたい! という気持ちで訪れたのがKEI助産院でした。

その日は予定日より4日早く訪れました。助産師の田中敬子さんが自宅に到着してから約1時間後、希望通り夫が赤ちゃんを取り上げ、私に手渡してくれました。私たちは産まれてくるまで赤ちゃんの性別を知らないままで過ごしました。何事も自然に行いたい私たち。産まれる前に赤ちゃんの性別を知るのは不自然だと思っていました。赤ちゃんは元気な男の子でした。

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そして、もう一つの私たちの希望は臍帯を切らずに自然に取れるのを待つこと。そうすれば胎盤から臍帯を通して、完全に栄養が赤ちゃんに行き渡るのでは、と考えたからです。赤ちゃん誕生と共に、竹ザルの入ったボウルに胎盤を入れ、そのボウルと赤ちゃんがセットになって移動する生活が始まりました。

自分軸を保てる自宅出産

産後は数日に渡って、アロマを使って身体のケアをしていただきました。疲れきった身体に心地よいアロマの香りが染み渡り、至福のひとときでした。

自宅出産の良いところは、自分で産む場所とスタイルを決められること、会陰切開をせず出血がほとんどないこと、産まれたばかりの赤ちゃんにすぐ触れられること、日常生活に戻りやすいことだと思います。

こんなワガママ放題の出産は、病院ではなかなか体験出来ないと思います。私たちの意見を尊重して下さった敬子さんには本当に感謝しています。

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自宅出産は怖くありません。むしろ、私は病院の方が怖いです。「人に指示されることはイヤ」な自分軸をしっかり持って人生を生きていきたい方に、自宅出産は本当にオススメです。

出産=病院ではなく、自宅で産むという選択もあることを多くの方に知っていただきたいです。

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