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物語を作る上で心得ている事

物語を作る上で、常に心掛けている事があります。それは

    「読者の予想は裏切れ、しかし期待は裏切るな」

という事です。これはどこかで聞いた言葉なのですが、当時それが凄く印象に残り、マンガを描く上で常に頭に置いています。

一見簡単そうに見えますが、これが意外と難しいです。たしかにストーリーを進めていく上で、読者が簡単に先の展開を予想出来てしまったら読んでもらえなくなってしまいます。

しかしだからと言って、ことごとく読者を裏切るというのもあまり良くありません。そんな事ばかりしていると読者はストレスが溜まってしまい読んでもらえなくなってしまいます。

例えば「この人とこの人は最終的にはくっついてほしい」とか、「このキャラとこのキャラが戦ったらどうなるんだろう」とか、「主人公には幸せになって欲しい」とか読者は期待を込めて読んでいます。

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しかしそれらを全て裏切り続けていくと読者は「何コレ?」となり終わりです。

要は上手い具合に読者の予想を裏切りながらストーリーを進めていき、最終的には期待通りの展開に着地させるという事が、上手な物語の作り方と私は考えています。

もちろんバッドエンディングでも良いのですが、何の希望もない絶望のラストでは読後感が良くありません。バッドエンディングにするにしても何かしらの希望は残しておきたいものです。

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ちなみにハッピーエンドでも、何の犠牲も伴わないような全員幸せ~というものはあまり好きではないので、そういうものも描かないようにしたいです。

投げ銭感覚で良いので、少しでも作品に興味を持って頂いたら、皆さんの元気を、ほんのちょっとで良いので私に分けて頂けるとありがたいです。 皆さんのサポートが私の大きな力に、そして支えになります。これからも作品はずっと描き続けていくので、よろしくお願いします。