[2023/7/30更新]
「PCR陽性者は感染者ではない」は誤り。感染とは体内にウイルスが侵入し増殖している状態のこと。僅かでも採取があれば相当数が体内にあると考えてよいので陽性=感染者とみなせる。また、国会の答弁は「感染者」ではなく「感染性」。
【解説】
PCRに用いる検査溶液は5ul。検体の唾液が2mlとして、検査溶液内にウイルスが検出されれば単純計算で400倍(実際は濃縮と抽出があるので概算値)のウイルスが検体中にあることになる。上気道の僅かな細胞からウイルスが検出されるなら、37兆2000億個の細胞から構成される人体には何億個ものウイルスが増殖し存在していることになる。また、よくデマの根拠とされる国会の答弁は「必ずしも感染性を証明するものではない」である。「感染性」であって「感染者」ではない。
【デマ事例】
【参考】
「国会で認めた」とデマでよく使われる国会答弁については、こちらを参照ください。