FOR BEGINNERS #4 駆け引き

初心者と経験者の差

noteを更新してもあまり「更新しました!」と呟いていないのにも関わらず沢山の方が読んでくださっていて本当に嬉しいです。しかも初心者用とか言いながら図も使わず文章でゴリ押ししています。

でもそもそも何がそんな初心者の方を初心者たらしめているのかと言うと僕は経験ではないと思うんです。何故なら何年フットサルをしてても競技フットサルを始めても上達できない人って沢山見たことないでしょうか。僕もそうでした。競技を始めるまで10年以上蹴っていてしかも上手くなりたいと毎回一生懸命プレーしていたのも関わらずです。

では両者の差として何がポイントなのかと言いますと試合中に何を意識しているか。そしてそれを知っているかどうか、知っているならスムーズに実行できているかどうか。

そもそも初心者も経験者も定義が曖昧ですが、同じようなシチュエーションになった時に両者では行動が変わります。これをしたら点が入るといった絶対的な法則があるわけではありませんが、不正解はあると思います。

まとめますとそういった経験者、上手な人が何をしているのか知っていくことでプラスになるのではというお話です!

一緒に初心者を卒業していきましょう!

駆け引きの必要性

上達に欠かせないのが駆け引きです。フットサルは残酷にも勝敗が分かれるもののため勝つにはルールの範囲内であらゆる手段を使わないといけません。

オーガシナリオの方でもひたすら相手をスカウティングをしたと書いたと思います。相手のことを見ずに味方だけを見て勝つのは不可能です。上手い選手ほど状況確認をした際にほぼ無意識で相手の配置(スペース)、体勢、意図などをみてプレーを決断しています。

もう少し柔らかくお伝えします。

今から僕とじゃんけんして勝ったら1億円もらえて負けたら1億円支払わないといけない場合、適当に手を出せますでしょうか。

運否天賦(ウンプテンプ)だけではダメだというのはカイジという漫画が教えてくれます。さて、どんな言葉をかければ相手は自分より先にじゃんけんを出してくれるでしょうか。

言葉は悪いのですが、ルールが許す範囲で相手を騙さないといけません。それこそが対人スポーツの基本でありおもしろいところです。

おもしろいところというのは、例えばあっち向いてホイをして相手が引っかかったら何か嬉しくなりませでしょうか。

Aという戦術できたからこちらはBをぶつけた、それを想定して相手がCの戦術できたのでこちらはハマったフリをしてカウンターでDをぶつけた。何故だかわかりませんが、会話もしていないのにこういったやり合いができると楽しいものです。スポーツには過程にも楽しさがつまっていると感じます。

話を戻します!

試合中の駆け引きについては2つ!
ボールを持っていない時と持っている時です!

ボールを持っていない時の駆け引き

個サルではマークを決めている人は少ないため、ボールを持っていない時も相手から常に追い回されるようなことはあまり無いと思います。

ただ局面を切り取れば、個サルでも自分がボールをもらおうと思った瞬間に虎視眈々と相手がパスカットを狙っていることがあります。

ボールを持っていない時の駆け引きはフェイクと言います。

具体的なフェイクのヒントとしては素直にボールをもらいにいかないことに尽きます。A地点でボールを受けたいと思ったら最低1歩でも違う方向にいくことです。

そしてCONSIDERATIONでも書きましたが相手の裏を狙う動きが基本です。相手も裏をとられたくないので下がります。例えばその瞬間1歩バックステップしひらいてボールを受ければ相手との距離を獲得できます。

他にはスピードに乗って走って急に止まる、その逆もいいと思います。もちろん駆け引きは相手ありきのため相手を観察し騙されたかどうか常に確認しながら行うことです。

イメージとしては常に鬼ごっこで追われているようなイメージです。一定のスピードで逃げずにスピードを変えたりターンして鬼から逃げるようにマークを剥がしてみてください。難しい動作はありません。フットサルの試合中に鬼ごっこです。挑戦してみてください!

※1対1の守備の場面でもただ立っているのではなく時に足を出すフリも有効かもしれません

ボールを持っている時の駆け引き

こちらも難しい動作はありません。

例えば味方1からパスを受けました。それを再度1へパスする時、体の向きは相手陣地へ背中を向け1の方だけを向いていませんでしょうか。

もちろん駆け引きは相手ありきなのでそれで問題ない時もあります。

相手にとって体の向きや目線は次にどこにパスを出すのか教えてくれる情報になります。だからこそ上の絵のように1にも3にも出せる体の向きを意識することがとても重要になってきます。

体の向きひとつで視野が広がり選択肢を増やすことができます。

他にもパスする時に蹴るフリをする、ドリブルする時に左へ一歩踏み込んで左へ行くフリをしてから右へ行く(ボディフェイク)、チラッと別の味方をみてから違う味方にパスをするなど、複雑な動きは全く必要ありません。

目的はゴールするためにをボールを繋ぐことです。

演技力が重要になってきますが、パスを出そうとして止めるだけです。練習あるのみです!

最後に、試合中の駆け引きは数ではありません。質です。1回のフェイントでも緩急をつけるだけで相手を騙すこともできます。

上手な選手のプレーをみてどんな駆け引きをしているのか見つけてみてください!

お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!