OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#9-6】コーナーキックの基本

前回に引き続き知っていると個サルでも使えるポジショニングのコーナーキック編です!

まずは上の絵をご覧ください。

赤の5番は味方のGKです。それ以外のFPを線で結ぶとYの字が横たわっているように見えませんでしょうか。コーナーキックは基本このようにY字型で守ります。

詳しくお話します!
前提として5m離れないといけません。

赤1

まず赤1はGKがきちんとニアを守っているためGKの一歩相手陣地側に立ちます。マークするのはキッカーである青1です。

赤2

少し話は変わりますがチョンドンを聞いたことがありますでしょうか?フットサルでは高い位置のキックインを獲得した際に、キッカーがフリーキックのようにチョンとボールに触り、別の味方がドンとシュートを打つチョンドンが多用されます。コートが狭い分、高い位置でのキックインはフリーキックのようにできるというものです。

それと似たように青2番もパスをもらえば第一選択肢としてそのままシュートを打てるイメージで立っています。ですので赤2番は青2番のシュートを体に当ててでもブロックするために、青2番とゴールの中心を結んだ位置に立ちます。

つまり青2番が一歩上(相手陣地側)に立っている場合こちらも相手陣地側へ一歩開きます。反対に青2番が一歩自陣側に立つならこちらも一歩門を閉めます。門(モン)と言うのは赤1番と赤2番の距離感のことです。

例えば実際に青1番から青2番へコーナーキックを行いそのままシュートを打たれた場合、赤2番は背中を向けたりジャンプしたりしないのが基本です。

ジャンプすると実はシュートではなくフェイントだった場合に一歩かわされてシュートを打たれるばかりかジャンプした足元を狙われる可能性があります。ここは最悪顔は背けてでもGKのように面をつくって自分の体に当ててシュートを跳ね返します。

青3番が赤2番をブロック(進路妨害)してくるのもよくあるパターンです。基本ブロックをかいくぐって飛び出しますが赤3番もカバーリングの意識が大切です。

赤3

赤3は赤1と2の間、つまり門をケアしつつ走りこんでくる選手を警戒します。基本は自分のマークである青3番とボールを同一視野に入れれるような体の向きを意識します。

極端な話、ボールをみないで青3番だけをみるというマークも見たことがあります。カバーリングを意識するのも全ての選手にとって言えることです。

赤4

裏をケアします。赤3と同じように体の向きは少し相手陣地側へ開き、視野を広げておきます。

直接、または青3と青4などがポジションチェンジをしたところに浮き球を入れてきてボレーシュートというのもよくみる形です。

個サルでの活用

個サルでは、Y字型で守ることをご存知でない方も多いと思います。そもそも相手ボールでコーナーキックになった時にダッシュで戻ってきて上のようなポジションをすぐ作ることもご存知ない方も多いと思います。個サルでは勝つことを目的としていないため他の選手につきましてはご了承いただきたいところです。そのため個サルでは、配置を知っている人は手前側をおさえようと赤1番か赤2番の立ち位置になることがよくあると思います。

攻撃側も個サルでは複雑なことはできないため、即興に頼ることになりますが基本上の絵の青のような配置から4秒以内にポジションチェンジを行うのが一般的、というかよくみます。

サインプレー

サインプレーも無限に存在します。サインプレーとはデザインされたプレーのことで、例えばキッカーがボールを拾いに言っている間にサインを出します。例えば「A!」とサインを出せば予めチームで決めたAの動きをしてゴールを狙うものです。

チームでオリジナルのものを作るのもおもしろいと思います。なによりサインプレーが決まると本当に気持ち良いです!

よくあるサインの出し方は数字でプレーを決めておきます。そして「2-3-5!」という風に3つほど数字を並べて叫びます。そしてチームで最初か真ん中か最後かどの数字がサインの数字か決めておきます。例えば最初に言った数字がサインなら2というプレーをします。

個サルで時々コーナーキック時にネタで3つ数字を叫んでいる人がいると思いますがそういう意味だったんです。個人的に一番おもしろい3つの数字は「5-5-1!」です。

お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!