OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#9-5】これだけで経験者かわかるポジショニング

ゴールクリアランスの場面です。

赤1、2、3番は自陣側に体を向けています。赤4番は「ヘイ!ヘイ!」と言っていますが自陣から真っ直ぐ相手陣地へ直進的に走っており何処でボールがほしいのかわからない状態です。

GKの立場になって、実際こういった場面ってよくありませんでしょうか?「パス出すところがない!」って場面です。自陣へのパスだと危ないため結局奪われるのを覚悟でピヴォに出しておくのが無難なのですが、ゴールクリアランスのポジショニングはどうすれば良いでしょうか。

以前、ボールを受ける時は前を向けるよう準備すると話したと思います。そう、赤1~3番はパスを受けた時に相手ゴールに背中を向けてしまうんです。

これを避けるにはどうすればいいか。

ひとつの選択肢として提示したいのがこちらです。

下がります
そうすることでボールを受けた時に前を向けます。

ゴールクリアランスは半円でパスを受けれません。赤2番、3番は状況によりもっと下がることもできます。

「おいちょっと待て!ちょ待てよ!」と。「青がこれ以上前にプレッシャーをかけてきたらどうするんだよ」と。「どうするんだい!」

そんな時は「ふふん」と思ってください。「あら、貴方知らないのね」と心で思ってください。

というのもこれ以上最初から青がべったりついてくるのはもう前プレ(前線からのプレッシャー/オールコートプレス)ではありません。前プレといってもとにかく前から行けばいいというわけではないからです。何故なら前にいく程、自陣側にスペースが空くリスクが生じるからです。

それでもこれ以上来るようであればGKが投げる直前に少し相手陣地方向へ走るだけで簡単に裏をとれてしまいます。スペインリーグなどでゴールクリアランスの時はシュートが外れた場面などのハイライトが流されがちなためあまり映っていませんが、今後注目してみてみてください。

もうこれを覚えるだけでひとつ上達したのがわかると思います。

チームなら特に絵のように並んで3枚作ることからスタートします。ですので例えば相手のシュートが外れてマイボールになれば、まずこの形にセットするところからです。

他にもフットサル競技経験者か見分けるポイントとして大まかには、カバーリングの意識、逆アラのしぼり、プレッシャーの距離、コーナーキックの守備の配置などもあります。

プレッシャーの距離はサッカーの経験者の方は少し遠く、コーナーキックの配置はいつか改めて書きます。

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