OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#6-6】上手な人がしている出し抜け

GKスローをフリーで受けるコツ

1点前回のものに追記したいのですが、GKからのスローをもらう時も先にスペースやもらいたい場所に居すぎていると僕は思います。もらいたいところにいる相手に対してはDFもボール奪取を狙いやすいものです。

ですのでスペースを空けておき一歩動いた後急に方向転換しその瞬間GKもスローを投げる。スペースは空けておいて使う+フェイクの後を見極めてパスをするという法則を使ったプレーです。

ジャグナウ

前回パラレラについて知っていただいたと思います。パラレラは汎用性が高く個サル等でも決まりやすい動きのためぜひ実践してみてください。そして偉そうにも、フットサルの動きと言われるものの正体はステップと体の向きが重要とお伝えしました。今回はその他の動きも紹介させていただきます。

(1)Aが右横にいる味方にパスをした後、味方から目を切らずにそのまま少し前へ走ります。(2)そこでパスを受けるのも良いのですがDFがしっかりついて来たため体は味方の方へ開いたまま少し膨らむように走ります。(3)ボールを持った味方は中にワンタッチつつくなどし味方AへのパスコースをつくりAにパス。

といった感じでしょうか。パスが来なければAはまた下がって顔を出すことで作り直すことができます。パラレラもそうですがYoutube等で動画検索し実際の動きをみていただくのが一番早いかもしれません。

カーテン

(1)Aが右横にいる味方にパスします。(2)そのままその味方についている相手DFの前を通るように前を通り過ぎます。意図としては、右側だけみた時に局地的な2vs1を作れたり、前を通る際に自分についているDFも引き連れることができたり、味方ボール保持者のボールを自分が邪魔をして奪われない隙に中ドリ(この場合左側へのドリブル)の選択肢が生まれる。

出して抜けるという意識

ボールを持っていない時にフェイク、そしてワンツー、パラレラ、ジャグナウ、カーテンなど様々な攻撃の時の武器を手に入れたと思います。

整理させていただきますと、当たり前なのですがボールは1球のためどれだけ味方がいて選択肢があってもパスってその中の1人しか出せないと思います。ワンツーパスを始めとした、そんなパスを出した方と受ける方の2人のコンビネーションこそ攻撃の基本となってきます。

サッカー部出身あるあるなのですが、攻撃AからBにパスを出した後、そのまま止まるか、後方に下がってパスを受けようとする人が多くいらっしゃいます。後方に下がると賢いDFはそこについてこないためほぼ確実にフリーでボールを受けることができるというメリットもあります。

但し後方にフォローに下りて、またAにパスをリターンしBが走る。それもひとつの攻撃パターンなのですがそれだけだと相手に読まれてしまいます。

抜けるという言葉を聞いたことはありませんでしょうか。横パスでいいのでとりあえずパスを出したら前方に走ります。ざっくりですがそれを抜けると言います。

抜ける目的は何度もお伝えしている通り基本的に相手の裏をとるためと思ってください。ゴールするためには相手の背中側でボールを受けることが第一関門なのです。

パスを出します。前方に走ります。ただ走れば良いというわけではなく走った先でボールを受けるために走ります。

そのためボールから目を切らないことやゆっくり走ってから一気に方向転換するなど緩急をつけるのもひとつだと思います。上手いDFになるほどしっかりマークされるため、パスを出してマークを外しつつボールを受けなければいけません。

抜けてはいけない場面

抜けることで自分がいたところにスペースができます。前にいた味方選手もそこに降りる(正確には完全に降りるわけではなくそのスペースを使ってなるべく高い位置をとるなどして攻撃のラインを押し上げる)ことでポジションチェンジをすることができます。

そうやってポジションを流動的に入れかえることで、一瞬でも相手が今誰をマークすべきなのかわからなくなってしまうことが起きます(マークのズレ)。そういった隙をついていきます。

でも抜けてはいけない場面があります。それは抜けた時に別の味方が降りて来ずボール保持者がパスを出すところがなくなってしまう場合です。それと出した直後にボール保持者にプレッシャーがかかり、ボール保持者が困っている時に抜けてしまうとパスを出すところがなくなってしまいます。

そのためボール保持者にプレッシャーがかかっている時は平行より下がって受けることを意識してみてください。抜けるを覚えた方や初心者の方はボールを持っていない時にとにかく前に前に行ってしまいがちですが、しっかりパスが通るところに顔を出し続けることが重要です。怖がらないでください。ミスや失敗から得られるものの方が多いものです。何故ボールをとられたのか気付くだけで改善できるかもしれない糸口が見つかります。

常に首を振って観察することは本当に大事です。味方ボール保持者がどのような体勢でいるか、どこまで顔を上げれているかなどによってフォローした方がいいのか、チャレンジして抜けて前でもらおうとすべきなのか、長い距離を抜けて走るべきなのか変わります。

まずはパスを出した後止まらずに出し抜け&フォローの意識から始めてみてください!

お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!