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通院サポートとキャラメルのキロク

父が亡くなるまでどんなサポートをしていたかカレンダーを遡りながら振り返っていました。

2019年より以前は入院するような事態のときにはガッツリサポートしていましたが、不整脈外来、整形外科、皮膚科、眼科などなどの通院は父はタクシー券を使ったり、近所は歩いて行ったりしながら自力または母と2人でこなしていました。
心室頻拍で埋め込み式除細動器が入っていたので、父には障害者手帳があり、タクシー券の補助がありました。

振り返ってみて、2019年の2度目の脳梗塞と長期のリハビリ入院以降、通院のサポートをするようになったんだな、と気付きました。

主治医に経過を伝えたり指示を聞いてきたりすることがやや頼りなくなったのと足どりも心配だったので、サポートするようになったんですね、たしか。

介護サービスの利用もこの頃からでした。

コロナ以前は通院の日は送ったあとに一緒にお昼を食べたり、お茶したりしておしゃべりしながら近況を確認していました。
コロナ以降は一緒に飲食をすることはなるべく避けるため、送って行ったあと、父と母が昼食をとったり、おやつを食べたりしているのを私はマスクで見守りつつ家での様子を聞くようにしていました。

通院のサポートで思い出深いのが森永のキャラメルです。

(だからタイトルがキャラメルのキロクなんです。)

待ち時間が長くなるような通院の日は私は必ず森永のキャラメルをリュックに忍ばせていました。
父が疲れてくると、キャラメル食べる?と1粒渡してあげました。

亡くなる前の数カ月間、総合病院の呼吸器内科に通うようになってからは、予約があっても検査やなんやかんやで待ち時間が長くなるし、父の体力も目に見えて落ちていたので、キャラメルにずいぶん助けられました。

父を見送るときに、ずっと持っていた森永のキャラメルの箱を棺に入れてあげました。

キャラメルは元気のもとだったよね、お父さん!

2022年8月16日 おさかお

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