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境界とか巨石とか、やや根源に関するエッセイ

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相変わらず「機材愛」というフェチズムをけっこう嫌悪しておりますが(もちろん共感できる方もいます。)、まあそのようなノイズも写真には大切なんで、多少バカバカしくも日和ってみました。…
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2022年2月の記事一覧

surrealism

メンタルに問題がある。日本で生活する上で、各人の社会的生命を脅かす言葉だ。メンタルって精…

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分断の町で分断を忘れる?

”分断”っていつのまにか退屈な決まり文句になってしまいました。分けて断つ。野菜や木材を分…

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製鋼所とループ橋

ここは、大正区の南端、大阪市随一の鋼鉄まみれな界隈である。基調色はもちろん錆色。 錆色は…

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オルタネイティブな中国製コピー製品

精巧なコピー技術により、ハイブランドの製品を市価の何分の一もの価格にて手に入れた気持ちに…

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ふゆのそこ。わかのうら

和歌山県、和歌の浦。県名を掲げるこの名勝地はきっと、和歌山の名に深い関わりがあるにちがい…

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七里御浜(三重県)-熊野エクスプローラー

日本最長の砂礫海岸、七里御浜(しちりみはま)と人々の付き合いを振り返ってみると、西国三十…

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ふゆのそこ。たかまがはら

近畿地方住在者の感覚では、2月初旬から中旬のはじめ頃、冬の底を打つ印象である。またなかなか降雪に見舞われない大阪でも降雪する機会が多いようである。 一方、春の花が開き始めるのもこの頃で、冬の厳しさと春の光が入り混じった面白さを感じることができる。 ということで、奈良・御所の高天原を撮り歩いてみた。 完全に冬の風景である。冷え冷えとした空と雲、そして一つ残らず葉の落ちた梢。そしてあちこちに降雪の跡がある。 金剛・葛城山系の麓にあたる、この高天原の標高はそれほど高くはないのだが