ふゆのそこ。たかまがはら
近畿地方住在者の感覚では、2月初旬から中旬のはじめ頃、冬の底を打つ印象である。またなかなか降雪に見舞われない大阪でも降雪する機会が多いようである。
一方、春の花が開き始めるのもこの頃で、冬の厳しさと春の光が入り混じった面白さを感じることができる。
ということで、奈良・御所の高天原を撮り歩いてみた。
完全に冬の風景である。冷え冷えとした空と雲、そして一つ残らず葉の落ちた梢。そしてあちこちに降雪の跡がある。
金剛・葛城山系の麓にあたる、この高天原の標高はそれほど高くはないのだが