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読書ってどうやったら出来るの?

私自身は本を読む方で、職場の昼休みなんかによくデスクで本を読んで楽しんでいます。
そんな私を見て同僚がよく言うのが、

どうやったら読書が出来るの?

同僚の子供(小学生)が全く本を読まない(本人も)ようで、漠然と子供のために勉強として本を読ませた方が良いのだろうなとは思っているものの、自分も本を読もうと思ったら眠くなるタイプのためなかなか伝えることが出来ない。

とのこと。

よくある話なので私は毎回同じように言うのですが、そもそも楽しくなければ続かない。
勉強のために読書をさせよう(しよう)と思って続くはずがないんですよね。

そもそも当たり前の話ですが、本をよく読む人は本が好きだから読んでいます。

きっかけはなんだって構いません。
とにかく読書が楽しいものと思ってもらう事がスタートだと思います。


子供の頃から不思議でした。
私が小学生時、先生は「読書=勉強」という感覚で生徒に伝えており、私が空いた時間本を読んでいたら「読書してるのか!偉い!」と言われました。

子供ながらに私はその感覚が不思議で仕方がなかったと共に「ありがたい!」と思いました。
なぜなら、私にとって読書は映画やドラマを鑑賞しているようなもの、謂わば娯楽だったのです。そんな娯楽を学校公認で出来る。こんなラッキーな事はありませんでした。


ではそもそも、どうしたら読書が楽しいものと、読書が苦手な人に思ってもらえるのでしょうか?

正直申し上げると、私は専門家でも無いのでわかりません。

ただ、本を読む身としてなんとなくこうしたら楽しく感じるのかな?と思う事はあります。


•読む本は何でも良い

読む本は何でも良いと思います。大事なのは「自分が読みたい!」と思える本を読んでもらうこと。
アニメを小説版にしたものでも良いですし、ライトノベルでも芸能人やスポーツ選手の自伝でも構いません。
まずは本を読むことが楽しいと思ってもらう事と、字を読む事に慣れる事が大事だと思います。

大人がこれを読みなさいと差し出した本なんて意欲を持って読むはずがありませんし、この本はダメ、あの本はだめなんて言われて本を読む気なんて起きるはずがありません。

最初はなんだって良い。自分が読みたい本を読んでもらうべきだと思います。
とにかく読書=勉強ではなく娯楽と思ってもらうことが大事。


•本を読んでいる人に憧れる

これは本を読もうと思う本人が意識することなのかもしれませんが、「本を読んでいる人に憧れる」のもありかもしれません。

そもそも私が本を読み始めたきっかけは私の叔母さんが読書好きで、大量に本を読んでいる姿に対し「なんかかっこいい」と思ったからです。
何にでも言えることですが、尊敬の対象がいて「こうなりたい」と思えたらある程度は無理やりやろうとします。そこから楽しさを発見し軌道に乗れば、自発性と相まってグンと加速すると私は思います。

読書が苦手な人にとって本の前半は苦行です(笑)

それはもう、いつ読むのをやめようかという事との戦い。特に読むスピードが遅いことも相まって嫌な時間は長く続きます。
しかし、物語が盛り上がってくる中盤になってくると、案外続きが気になって、あとは坂道を下るように読んでしまうというのはよく聞く話です。

つまり、読書をしない人の一番ネックとなる前半をどう乗り切るかが勝負

そこで、本を読んでいる憧れの人を想像するんです。
家族でも友人でもアニメや漫画や映画やゲームの登場人物でもなんでも構いません。
「あの人は本を読んでる」と想像するんです。
憧れの人に一歩でも近づくために本を読む。

とは言いつつ要するに、本の前半部分をいかに切り抜けるかが重要なんです。



以上2つが私がなんとなく考える読書が苦手な人に楽しんで貰えるかなんですが、正直これが絶対的な正解だなんて全く思っていません(笑)

ただこれだけは絶対伝えたいのは、

読書=勉強では無いということ。

これは結果論であり、本を読む導入部分で考えるべきことではありません。

本にはたくさんの楽しさが詰まっています。
本を開けば違う世界を旅することが出来るんです。
登場人物の物語に考え、驚き、喜び、笑い、泣くことはとても楽しいことです。

ぜひ、構えずに楽しんで頂きたいです!

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