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上質なフィクションは人生の教科書

「価値観」これはどうやって形成されましたか?

親の影響、兄弟の影響、学校の先生や友人の影響、きっとその他様々な言葉や出来ごとによって、今の皆さんの価値観は形成されたのだと思います。

私の場合、価値観を形成する上でフィクションが非常に大きく役立ちました。


アニメ、漫画、小説、映画、ゲームなど、世の中には、ありとあらゆるフィクションが存在します。
その中の登場人物達は当然現実世界にはいません。
ですが、彼ら彼女らのモノの考え方は現実に生きる私にとても大切な事を教えてくれました。

「知的好奇心やモノを深く観察し真理を読み解く」という事は「シャーロックホームズ」から。

「正義」は「踊る大捜査線」や「HERO」などから。

「男としてのカッコよさ」は「メタルギアシリーズ」のスネークや司馬遼太郎作の「燃えよ剣」の主人公土方歳三などから。

「無鉄砲な冒険心」は「ワンピース」から。「ピンチな時ほど冗談を言える心」は「ソニックザヘッジホッグ」のソニックから。

「人としての魅力や仕事観」は「アイアンマン」のトニースタークから。


などなど、一部を紹介しましたが、与えた影響は大小様々ですがまだまだかなりの数のフィクションが私の価値観に影響を及ぼしました。


正直な話、とても良い家庭環境で育ったとは言えない私にとって、人生を生きるための教科書はこうしたフィクションが担ってくれました。

辛い時は自分が好きなあのキャラクターならどうするだろう?と考える時があります。それが私の胆力となり壁を乗り越えてきました。

フィクションには大切な事が掘れば掘るほど詰まっています。それはもう、

娯楽として収めるにはもったいないほど。

私が小学校の先生だったら生徒に「大神」というゲームをプレイさせますし「鋼の錬金術師」は必読書です(笑)


フィクションから得られる影響は現実に起きたことに負けずとも劣らないと私は信じています。
アニメやゲームを「面白かった」というだけは勿体ない。

声を大にして言いますが本当に勿体ない。

「フィクション=娯楽」この思考は恐らく、幼少期そういう楽しみ方しか大人達から教わらなかったからだと思います。子供達が読書感想文が苦手な理由はここも影響しているのかも…。


フィクションはただ楽しいだけではない。見方を変えれば道徳の教科書にもなるし「夢」を探し出すことも出来る。

じゃあアニメ観まくろう!ゲームしまくろう!とまでは推奨しませんが(笑)
何事もバランスがあります(笑)

「読書は人の価値観に触れる、筆者の価値観に触れる。だから沢山本を読んだ人というのはそれ程人の考え方に触れた人だ」

以前読んだ本にこう書かれてありました。これは当然その他のフィクション作品にも言えることだと思います。要は捉え方次第です。

今まで触れてきたフィクション達、「あー面白かった」だけで終わらせず、人生の教科書として、時には「夢」を「道徳」を「発見」を「救い」をその他様々な事を感じとり、真に自分に染み込ませてみてはいかがでしょうか?

娯楽だけでは勿体ない!

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