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バイオハザードヴィレッジ感想

※この記事はバイオハザードヴィレッジのネタバレを含みます。

バイオハザードヴィレッジのストーリー全クリしました!!

発売日の5月8日AM12時から寝食を忘れひたすらプレイした結果、8日の昼頃には全クリしました(笑)

初見難易度スタンダードでクリアタイムは約8時間でした。
自分的にはかなり寄り道しながらじっくり楽しんだつもりだったのでバイオシリーズとしては普通ぐらいの物語の長さかなと感じました。

それでは毎度恒例バイオヴィレッジが個人的に10点満点中何点だったかと言いますと…。

15点!!!

「いや10越えとるやないかい!」
と思われる方もいるかと思いますがいやそのぐらい今作は面白かった!!

これまでのシリーズではバイオハザードコードベロニカが一番好きだったのですが、今回のヴィレッジはそれを越えてきました!

では何がそんなに良かったのかについて話して行こうと思います。


1.ちゃんとホラーもしてた

今作は発売前のインタビュー記事で「4」をリスペクトしたような作りになってるという事が書いてありました。4と言えば私が以前書いた記事(知らなくても分かるバイオハザードざっくりストーリー紹介!!)でもある通りそれ以前のシリーズから一変し「アクションシューター」寄りに路線を変えた作品でして、まあ正直「怖さ」は無かったんですよね。

だから今回のヴィレッジも「あ、ホラーじゃ無い作りかも」と思っていましたがしっかりホラーもしてました!
特にドナの屋敷で襲われたベビーなんかはもう。
手汗がやばすぎてコントローラーがびしゃびしゃになるほどでした(笑)


3.戦闘のバランスが良い

体験版をプレイした当初ライカンが随分硬いなと思っていましたが、実際本編をプレイしてみると絶妙な体力調整だった事に気付かされました。

4以前のバイオハザードでは敵を全て倒して行くとだんだん弾薬が足りなくなって行き最終的に弾が枯渇するという事態になるため、倒す敵と倒さない敵を考えながらストーリーを進める必要がありました。

まさに今作も同様で落ちている弾の数と敵の体力調整が絶妙なバランスになっており、考えながら銃を撃つ必要がありました。
4リスペクトとは言え「格闘」を廃止したのは個人的に評価が高いです。(ガード後のカウンターはありますが、能動的に狙う技では無いのが素晴らしい)

恐らくバイオシリーズやアクションが苦手な人にとっては難易度スタンダードでさえ少し難しく感じてしまうのかな?とは思いますが、歴戦の猛者である私的にはちょうど良かったです(笑)


4.PS5による綺麗なグラフィック、ロード時間の短縮

グラフィックは言うまでもなく素晴らしいの一言です。「REエンジン+PS5」の映像美は素晴らしく、一人称視点も相まって下手な言い方ですがそこに自分がいるような没入感があります。
また、ストーリー中のロード時間も皆無に等しくPS5のマシンパワーの素晴らしさを感じました。

家屋の中は村人が生活している際にいきなり襲われた、そんな息遣いを感じられます。

余談ですが、4以前のバイオシリーズでは扉を開く時に扉を開く映像が挟まれていましたがあれは当時のバイオはエリアを跨ぐ際にロード時間が必要だった事、それが高頻度に発生する事をいかにして退屈させないか考えた結果あの映像を流すようにしたようです。神ですよね!


5.魅力的な登場人物達

7の時もそうでしたが、ヴィレッジの登場人物達は更に魅力がありました。
特にマザーミランダに仕える四貴族は最高でこのビジュアルを最初見た時稲妻に打たれたかのように感激しました。


私が特にお気に入りなのがハイゼンベルクでして、ビジュアルもキャラも好きなんですが「磁力」を使って戦う所もカッコ良い!!
鉄製の歯車等を使ってイーサンを拘束したりハンマーを自分の元に引き寄せたり、最終的にはワンピースのユースタスキッドよろしく鉄の化物となったり、全部が全部自分の性癖にぶっささりました。

もちろんハイゼンベルク以外のキャラクターも素晴らしく非の打ち所がありません。
どことなく魔術的なブラッドボーン的な感じが漂う四貴族ですが、ストーリー後半でわかる通り彼らはオカルトではなくちゃんとした科学によって生み出された元人間なんですよね。

バイオあるあるですが、ストーリー前半は非現実的で魔術的な印象を受けるクリーチャー達ですが、後半はそれがしっかりとした科学により生み出されたリアルなものとなる。そこがまた人の恐ろしさを感じゾッとするんですよね。


6.ストーリーが最高

これが一番言いたかった。

ストーリーが最高です!!

まずオープニングですが、子供のローズマリーが生まれ幸せいっぱいのウィンターズ一家をクリス達が襲撃する所から始まります。
ミアが撃ち殺されるシーンは絶望しました。
あんなに前作苦労してミアを助けたのに速攻で死んでしまい、きっと理由はあるのだろうとは思っていましたがクリスに対して本気で嫌悪感を抱きました。

村にたどり着きローズがまだ生きていると知ったイーサンが文字通り死に物狂いでローズを助け出そうとするわけですが「イーサンってこういう人だよな」って思えるんですよね。
愛するものの為なら命をかける。

私ごとですが7が発売された時とヴィレッジが発売された時では私生活が変わっていまして、イーサンと同じく子供が産まれたんですよね。
それもあってかイーサンに感情移入しまくりまして、「イーサン、一緒にローズを救い出そうぜ!」
という気持ちでプレイしていました。

村に到着後速攻でライカンに左指を噛みちぎられるわ足や手を串刺しにされるわ、ぶん殴られ、高所から落とされ、今作のイーサンもまあ悲惨な目に合います。
なぜこれで生きてられるの?と疑問に思うほどに。

腕がぶった斬られそれを薬液でくっつけたシーンは流石に笑いました。

ドミトレスクを倒し、ドナの屋敷ではミアを模した人形が置いてありましたがミアが死んだ事に対してまだ心の整理が出来てなかったので、殺害された奥さんを嘲笑っているようで怒りが湧き上がってきたのを覚えています。
自分の奥さんが亡くなってこんなことされたらなんて想像するだけで…。


誰がこんな人形置いたんだ!ぶっ◯ろしてやると内心思いながら進めていたら、先にも言ったベビーが笑いながら正面からやって来るじゃないですか。

怒りは消えて恐怖で逃げましたね(笑)

その後なんだかんだ進んでハイゼンベルクの登場。

やっぱりカッケェ

イケおじ好きとしてはたまりませんね。

ハイゼンベルクとのバトル前にクリスと会話をしましたが、なんとクリスはミアを撃ち殺したわけではなくあれはミアに扮したマザーミランダだった事を告げられ驚愕。じゃあ本物のミアは?

とりあえずクリス、そう言う事はちゃんと説明した方が良いと思うぞ。

とにかくミアが生きている可能性が出て来て安堵しました。

ハイゼンベルクとの熱いロボバトルを制した後、マザーミランダが登場しあっけなく心臓をもぎ取られるイーサン。
前作から死ぬ程のダメージを受けても生きていたため、私の予想としては恐らくイーサンは前作でE型特異菌に感染し驚異的な回復力を手に入れていると思っていたので心臓をもぎ取られてもぶっちゃけ死んで無いだろなとは思ってました。

その後クリスパートに入り本物のミアを救出、ミアがクリスに「イーサンの事について秘密がある」と言った時は「知ってる知ってる、菌に感染して回復力が高くなってるんでしょ?」とか思っていました。

しかし、どうやらそれは厳密には違いまして…。

イーサンはすでにジャックベイカーから殺されていた!?

は????
頭がパニックです。

なんとイーサンはすでに死んでいて、E型特異菌に感染した事により全身がカビで出来ておりそれで動いていただけだった模様。
そりゃあんだけ死ぬ程のダメージを受けても死なないわけだわ。
真相が分かったものの、ここである嫌な可能性が頭に浮かんできました。

イーサンこの物語で死ぬんじゃね…?(厳密にはすでに死んでますが)

そんなこんなで生き返るイーサン、マザーミランダとのラストバトル。
ミランダはイーサンに「自分の子を奪われる痛みはわかるだろ」的な事を言います、それに対しイーサンは「ローズはお前の子じゃない俺の子だ」と言いますがまさにそれは私も言いたかったセリフ。


ミランダは自分の娘を生き返らせるためにローズを利用しようとしていたわけですが、娘を奪われる気持ちが分かっていながらなぜこんな事するんだ!

そして無事ミランダを倒しローズを救出。


そこにクリスがやって来て一緒に脱出しようとするわけですが、私はクリスに「イーサンを絶対離すなよ!お前この展開6の時ピアーズで経験してるだろ?お前がイーサンから少しでも離れた時点でそれはイーサンの確定死亡フラグに繋がるんだからな?わかってるよな?」と思っていました。

しかし、案の定の展開。

ミアがイーサンはどうしたの?とクリスに尋ねた際にクリスが「救えなかった…」と言ったその声が涙声と言いますかなんとも無念な感じが滲み出て、ここで思わず泣いてしまいました。
わかるよクリス。俺も悲しいよ。

あまりの悲しさにBSAAがBOWの兵士を使用している話なんか割とどうでも良いと思ったほどです。

そしてエンドロール。
序盤の絵本にはなんと続きがあって、父親が犠牲となり娘を助けるという話。絵本の通りになってしまった。

エンドロール後、どことなくミアみたいな人がバスに揺られるムービーが始まります。
この時点ではミアと私は思っていましたが、


「父さん、誕生日おめでとう」
このセリフでこの子がローズなのだとわかりガチ号泣。

ローズはエヴリン以上の力を有しているとストーリーで言われていて、そんな彼女がしっかりとした子に育っていて…。
イーサン見てるか?お前が命がけで救った子はこんな立派に育ってるぞ。
そんな気持ちが湧き上がり涙が止まりませんでした。

先にも述べた通りバイオシリーズはコードベロニカで泣いちゃったわけですが、今作はその比では無いレベルで泣きました。もうガチ泣きです。
それはきっと7の時とは違い私自身がイーサンと同じく父になったからというのが大きいのだと思います。

愛する娘を救う為、命をかけて戦ったお父さん。
その娘が立派に育っている。

良かったなイーサン。


最後に

はい、ストーリーに対する語りが長くなりましたね(笑)
バイオ7と8はインタビューによると「家族」をテーマにした作品との事。
先程述べた通り私自身がこの間大切な家族が出来ていたという事が恐らくバイオヴィレッジを歴代バイオの中で一番良かったと思った理由だと思います。
ただ、他の方のレビューを見てもバイオヴィレッジは歴代最高傑作といった感想が見受けられますので、自分の私情を挟まなくても純粋にこのバイオヴィレッジは神ゲーなんだなと感じました。

これを読んだバイオヴィレッジをクリアした皆さんはどんな感想を持ちましたか?
個人的にはこのバイオヴィレッジが歴代最高傑作のバイオだと私は感じました。

ありがとうバイオハザードヴィレッジ

さて、この後は毎作恒例のやり込みタイム!
トロフィーやら実績やらを集めまくりますが、今回のマーセナリーズがまあ難しい!!
最低でも全てのステージでSSを取得しなくてはいけないのですが、私が今プレイしているファクトリー2はそもそも生き残れない!

どうやらバイオハザードヴィレッジとは長い付き合いになりそうですねぇ(笑)

というわけで今回の記事はここで終わりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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