見出し画像

朝陽(詩)

新しい朝 希望の朝
私が居る前から 希望の朝は
全ての生命に 降り注いでいた らしい

”新しい朝が来た 希望の朝だ”
スピーカーの向こうの 誰とも知れぬ お前に 
そう 言われた瞬間から
その日は 最早 希望の朝では 決してない
その日1日 私の上に太陽は 
決して 昇らない

私の好きな朝 太陽
それは 陽光の香り、好きな生き物の香り
分泌腺から出る汁が 陽光に 輝いて
狂ったように 君の髪は 乱れて 匂って

朝の香りと 君の香りが 入り混じって
君が 私の 朝になる
おはよう 
私の内側から 太陽が 輝きだす
おはよう
私は 君の朝に なれたかな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?