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信州の森で、カツオの藁焼きイベント

長野県松本市で自然体験活動をしている「かまばの森で遊ぶ会」に呼んでいただき、森の中でカツオの藁焼きをするイベントを開催しました。

田んぼがあるので、藁はたくさんあるけど、海なし県の長野県。
親も子も、丸ごとの魚にさわったりさばいたりすることには縁遠い…。
ということで、水揚げされたばかりの新鮮なカツオを5本、産地から直接手配しました。

まずは、地球儀を使って、日本と海の深いつながりについてお話。
海なし県と言っても、松本から海までは約100kmしか離れていません。
「海は遠い」と感じている子どもたちに、
「海から何千kmも離れたところに住んでいる人もいるし、世界には一生海を見ない人もたくさんいるんだよ。海は、みんなが思っているよりもずっと近くにあるんだよ」
という話をしました。

熱帯のあたたかい海から、黒潮に沿って北上してくるカツオたち。
長距離を泳ぎつづけるカツオの体についてお話したり、
実際にみんなでさわってみたりしました。

はじめてさわるカツオは、ずっしり重くて、すべすべしていて、子どもたちは大興奮です。

それから、2種類の方法でカツオをさばく実演をしました。
ひとつめは、より解剖に近いさばき方。
魚の体の中がよくわかるよう、内臓を残しながらさばきます。
胃袋から、イカやマイワシが出てきて、海の中の食べる・食べられるの関係に思いをめぐらせました。
ふたつめは、魚屋さんのさばき方。
血が身に入らないよう、頭を落として、はらわたを出します。

残り3本は、子どもたちにさばいてもらいました。
頭を落とすのが大変そうだったけど、みんな、がんばりました!

スプーンで中落ちをかきだして、お醤油をつけて、「おいしーい!!」

それから、魚串に刺して、藁で焼きました。
さすが、ふだん自然活動をしているので、火の扱いは慣れていますね!
頼もしいです(^^)

できました!!

みんなで作ったカツオのたたきと、地元の野菜のスープ。
とっても美味しかったです!!

海から来たカツオを、地元の焚き木と藁を使って料理した一日。
海とのつながりを感じてもらえたらうれしいです。

「かまばの森で遊ぶ会」のみなさん、ありがとうございました!!

おさかな小学校は、「おさかなを通じて日本を囲む海とのつながりを学ぶ」というコンセプトで毎週土曜日9:00~9:30のオンライン授業を基本としながら、ときどき、出張授業やリアルなイベントを開催しています。
osakana-sho@sustainable-seafood.jpまで、お気軽にお問い合わせください!

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