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[超初心者向け]いちばんわかりやすい簿記の基本@neko

こんにちは。nekoです。前回ITパスポートの講座を受講した際、簿記3級も受験したいと思い立ち、その基礎知識を身につけるためにこの講座を受講することにしました。
簿記3級を取得したい理由は、就職するうえで決算書を理解することができれば企業の状況をより深く理解できるだけでなく、その決算書を見た上で売り上げを上げるための具体的な戦略を具体的に考えることができると思ったからです。

1.講義の概要

日商簿記の資格合格を目的とした講義ではありませんが、簿記がビジネスでどのように活用されているのかを、手を動かしながら学びことができます。
日商簿記の資格勉強の第1歩になる講義です。
講師の方が講義資料を用意していただいているので、自分でダウンロードして必要に応じて書き込むことができます。
また、各章の最後には演習問題が用意されているので、理解の度合いを確かめることができます。丁寧な解説付きなので無理なく着実に学ぶことができます。

2.各章の概要(章の構成)

第1章 簿記の基礎
第2章 決算書作成までの流れ
第3章 仕訳のパターン
第4章 演習問題(決算書の作成)
第5章 決算整理仕訳について
(お金の動きと支払うタイミングの差を解消するための表に関する説明)
第6章 売り上げの計算方法
第7章 経過勘定の計算方法
(お金の動きと支払うタイミングの差を解消する計算)
第8章 減価償却の計算方法
(固定資産購入もしくは売却時の損益計算)
第9章 貸倒引当金の計算方法
(取引先が倒産し、損失が生じた場合の計算)

3.各章の内容と感想

第1章 簿記の基礎
この章では簿記の仕訳の書き方を学ぶことができます。
仕訳とはモノや現金の増減をまとめた表のことで、この表を作成するとお金の流れを知ることができます。

第2章 簿記一巡の手続き
この章では決算書作成までの流れを5つのステップに分けて解説してもらえます。
決算書だけ見ると難しく見えますが、1ステップずつ書き方を解説していただいているので、簡単に理解することができます。将来は決算書を見るだけでその企業の状況が分かるまで理解したいです。

第3章 仕訳のパターン
この章では仕訳の書き方について学ぶことができます。
お給料の支払いや銀行にお金を借りる時など、具体的な事例における
仕訳の書き方について学ぶことができます。

第4章 演習問題(決算書の作成)
第1章から第3章までの内容の演習問題になります。
この章では仕訳から決算書までを実際に手を動かしながら書くことができます。
気をつけて数字を書いているつもりでも、ゼロが一つ少なかったり、仕訳が間違っていたりで、決算書を書き終えるのに30分はかかりました。
練習問題でも大変苦労したので、実際の会社では決算書作成に相当の時間と労力が必要だなと感じました。
一方で、実際に手を動かして決算書を作成できるので自分の理解度をはかることができます。

第5章 決算整理仕訳について
この章では、決算書に金額を書くタイミングについて学ぶことができます。
例えば、商品を購入する時のことを考えてください。
決算書を作成するのは、注文した時点なのか、商品が届いた時点なのか、代金を支払った時点なのか分からないですよね。仕入れを行うとき、モノとお金が動きますが、あくまでモノが動いたときのみ、動いたお金の額が決算書に書かれます。
細かいルールが決められているおかげで、誰が作成しても形式が等しい決算書が作成されていることが分かりました。

第6章 売り上げの計算方法
先ほど学んだルール(特に費用収益対応の原則)を基に売り上げの計算方法について学ぶことができます。今までは、「○○円で仕入れて○○円売り上げた」という問題しか出題されませんでしたが、実際には売り残り(在庫)が発生します。
その時の正確な売り上げ計算方法を簡単に教えていただけます。

第7章 経過勘定の計算方法
この章では、経過勘定の計算方法について学ぶことができます。
例えば、ある保険に2月に加入したとき、保険料として事前に1年分支払いますが、
決算日は3月31日なので実際には10か月分は支払う必要がありません。
なので、今期までに支払う必要のない保険料に関しては支出から減らしてあげる必要があります。
逆に、銀行からお金を借りた際、元本と利息を1年後に支払うとしましょう。
実際にお金を銀行に返すのは1年後だとしても、利息は借りた時点から発生しています。
ですから、生じた利息は未払費用として決算整理仕訳に記載する必要があります。

このように、お金が動くタイミングとお金の動きが発生しているタイミングは異なっています。しかし決算整理仕訳を使うことで、このズレを解消し、正確な支出や利益を計算することができます。

第8章 減価償却
この章では固定資産(車や建物)を購入した際や、売却した際の仕訳の書き方について学ぶことができます。
今後、大きな金額の買い物をする時やそれらを売却するときに、どれくらいの損益がでるのか、検討することができるので、簿記をより身近に感じられる章でした。

第9章 貸倒引当金
この章では、取引先の会社が倒産し、自社に損害が発生した場合の計算方法について学ぶことができます。

4.全講義受講後の感想

簿記がどのようなことを扱う分野なのかを学ぶことができました。
講義を視聴するだけでなく、実際に問題演習を解きながら講義を受講することができるので、理解の進捗状況を把握することができ、会社でどのように簿記の知識が生かされているのかを感じながら学ぶことができます。
私は、今後日商簿記3級を受験したいと考えています。
この講義は日商簿記の合格が目的ではありませんが、資格勉強を開始するハードルを下げてくれる講義でしたし、勉強する際にこの講義で得た知識を使いながら勉強したいと思いました。

SkillsBuildのことが気になった人はこちらの記事をどうぞ。
https://note.com/osakajobfair/n/naacced393e03

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