作ることが好き。それだけ。

思い立ってnoteを執筆。内容は趣味でやっている模型制作について。

といっても、機動戦士ガンダムシリーズのプラモデル、通称「ガンプラ」以外ほとんど作っていない。
おそらく世間の大多数の人にとって、模型作りなんて朝飯に何を食うかよりもどうでもいいものだろう。

だが、どうでもいいことだからこそ熱中できる。我を忘れて、時間を忘れて没頭できる。嫌な仕事や、なんだかめんどうくさい(時もある)家事ではなく、人生において無駄なことに時間を使う。これが、実は心にとってはプラスに働くのではないか、と思ったりする。

多様な好きを含む模型づくり

趣味だから好きになるきっかけというものは一応ある。単純だけどアニメのガンダムが好きだったからだ。画面上で縦横無尽に飛び、闘うモビルスーツ。それがリアルの世界であったらどんな造形になるのか。その興味が模型作りのきっかけだった。はじめてガンプラを作ったのは遠い昔、小学生の頃だ。それから長く作ってなくて、再燃したのは社会人になってから。オンデマンドでさまざまなガンダム作品を再視聴したことが復活の引き金になっている。

制作のスキルはお世辞にも高いとは言えない。私自身、スキルの低さにガッカリすることがしばしばある。しかし、そんな状態でも模型づくりが「好き」と胸を張って言える。それはどうしてなのか?私の好きについて触れる前に、模型づくりには多様な「好き」が含まれていると思うのでちょっと整理しておこう。
・制作自体が楽しい
・原作が好き
・完成した模型を褒められたい
・模型好き同士の会話が好き
・模型の写真を撮るのが好き などなど
そして、これらの全てが否定されるものではないと思っている。だって、「たかが、趣味だ」。好きに楽しめばいい。楽しめないのなら、それはもう趣味ではない。やめちまえ!である。洋服のように見た人が不快に思ったりすることもなければTPOなんてわきまえる必要もない。

「ガンプラは自由だ!自由な発想で作っていいんだ」という言葉があるが、これは間違いなく真理だ。

作ってる最中が好き。

じゃあ私は?と問われると、「作っている最中。模型制作自体が好き」だ。
もう少しブレイクダウンすれば、どうやったら最短ルートで完成までたどり着けるか?どうやったらより格好良くできるのか?と考えを巡らせ、試行錯誤を繰り返す。詰め将棋のように制作工程を考えて実行する。これがピシャリとハマったときの高揚感がすごい。口の端っこが自然にもちあがってニヤニヤしてしまう。

半面、完成後は自分の作ったものに対して興味がなくなる。不出来な部分が目に着くし、作業工程の反省点を思い返してどんよりしたりもする。だから、完成後に人にあげてしまうことは多い。もう一つ、別の視点で「作っている最中」に好きなことがある。それは無心になれること。案外、オトナになると仕事なんかで心がモヤモヤすることが多い。雑事を頭から追い出して、無心で模型を作る。模型づくりって、結構、精神安定剤として機能する。オトナになってから模型づくりを再開する人が一定数いるけれども、隠れた理由のひとつとしてコレがあるんじゃないか?と勝手に思っている。

少し脇道に逸れるけれども、ゲームにしろ映画鑑賞にしろ、読書にしろ、オトナがやる没入型の趣味って簡単に言えば現実逃避の側面はありそうだ。
私の場合、少なからず模型作りがその役目を担っていることは確かだ。

というわけで、現実逃避型素人模型制作(なんかエヴァの汎用人型決戦兵器みたい)。そこで気づいたアレコレをまとめたものが、このnoteです。したがって、制作スキル向上には役立たないと思う。むしろ、そんな視点もあるのか、ちょっと模型づくり楽しそうだ、と思ってもらえれば筆を取った者としてこれ以上の喜びはない。

#ガンプラ #模型 #ガンダム #模活 #フィギア


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