私たちは、なぜ北田辺4公園のコブシ伐採に反対するのか?
私たちは、地元にある北田辺4公園(大阪市東住吉区)のコブシの伐採に反対しています。
(大阪市は、倒木などのリスクがあるとして、「公園樹・街路樹の安全対策事業」で、この木を切ろうとしています)
以下、その根拠となる資料を掲載します。
①大阪市の委託で、コンサルが樹木医に診断させたカルテ
大阪市は、2020年に、樹木医にこのコブシを診断させています。
ご覧いただいているのは、「樹木診断表」(診断日:2020年12月21日)です。いわば「樹木のカルテ」です。
この診断に基づいて、コンサルは、この木の倒木のリスクを判定しています。
その判定は、b判定=「剪定または保存」です。
要するに、倒木のリスクは低く、異常に対処するために剪定を行う、なんならそのまま保存すればいいという判定です。
伐採の必要を認めていません。
②私たちが依頼した樹木医による診断
これは、東京にいる樹木医(地域緑花技術普及協会代表理事の細野哲央氏)に、オンラインで映像を見てもらい診断してもらいました。
診断書には「腐朽・空洞部分はあまり大きくなく、経過観察で問題のない弱点」「枝葉の付きは良いため、活力は良好」「倒木のリスクは低いと評価します」とあります。
①の樹木医の診断とほぼ同じです。
つまり、樹木の専門家は、大阪市が伐採理由の理由としてあげている「健全度」には問題がないと指摘しているのです。
大阪市は、その他にも、このケヤキが、根上がりによって縁石を持ち上げていることや、夏場、葉が多い季節には街灯を巻き込んでいるなどの指摘をします。
しかし、縁石は修理すればいいし、街灯の近くの枝葉は剪定すればいいのではないでしょうか。
このケヤキは、木陰を作り、CO2を吸収し、ヒートアイランド対策になり、昆虫などの生息場所になり、地域住民のこころを癒やすなど多大なメリットをもたらしています。
そこに注目せずに、リスクだけに注目して伐採する。
大阪市のリスク認知はゆがんでいると言わざるをえません。
私たちは、このケヤキの伐採に反対します。
■(参考)「街路樹はこんなに役立っています」(大阪市HP)
■大阪市の「安全対策事業」の見直しを求めるオンライン署名
「#STOP大阪市の樹木伐採」を行っています。賛同をお願いします!
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