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アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」最終回の感動×スレッタとミリオネ×読後感がよいガンダム

最終回がすごく良かった。スレッタとミオリネも予想以上の描写で、指輪を見てよかったなあと感じた。スレッタは肉体が無くなってエリクトと同じデータストリームの向こう側に行く可能性もあったから尚更素晴らしい。祝福が流れた瞬間、「勝った!」と心のなかで言ってしまった。本当に二人とも幸せそうで嬉しい。エリクトは散々二人を繋げるアイテムであったかわいいような怖いようなキーホルダーになっていて少し笑った。お姉ちゃんしているようなんだけど、小姑と自分を認識しているエリクトはとても面白い。

最終回はガンダムには珍しく、ライバルのガンダムは出ずに、オカルトパワー、サイコフレームの共振のような不思議な力で大型レーザーを無力化した。ガンダム好きからしたら拍子抜けで、議会連合所属のガンダムとか出てくるのでは?と期待していたがそれはなかったこと。まあ、ラストのイチャイチャやプロスペラのご苦労さまでした感が勝ってしまった。こーゆーガンダムも悪くないし、やはり人間関係が濃密なのは非常に好感が持てる。キャラクターが濃いので、日常生活を見てみたくなった。株式会社ガンダムの三年後とか何しているのかと。

ガンダムはパーメットスコアを上げたスレッタ達によって消えてしまった。ルブリスの2機が残っているはずだけど消えたのだろうか?ガンダムウイングみたいに戦後ガンダムは消えてしまったみたいになるみたいだ。ただ、モビルスーツ自体は残っているから、アーシアンとスペーシアンの対立は激化するかもしれない。放送は終わったが、まだまだミオリネのしごとは残っていて、まあ、映像で観たいがオーディオドラマか小説で書かれるかもしれない。見たり読んだりしたいが、おそらくガンダムは出てこないから長いエピローグになるだろうなあと。

正直、エリクトのキャラが良すぎる。ミリオネの小姑なんだけど、エアリアルに宿っていたときの大人感、姉ちゃん感が完全に消えている。精神的に8歳らしいからやっと自由になったからすごく楽しいのだろうね。ミオリネと一緒にいるのは、見たことのない世界を見るためで、子供らしい好奇心からだろう。プロスペラがもう自由に動けなさそうだから、その分自分の力で世界を見ようということだろうね。スレッタはミオリネと幸せそうで良かったし、グエルも何だかんだエラン君といい感じの仕事が出来そうだ。最終回は割と退場するキャラが多くなりがちなガンダム作品だが、学園まわりはほぼ生き残った、読後感のよい小説に似た作品だった。

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