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アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」感想 バンド×日常×友達

最終回が終わってしまった。バンドシーンよりも、日常パートが印象に残った。最初に文化祭でのバンドパートがあり盛り上がったが。ぼっちの奇妙な行為でよく分からなくなってしまった。キタちゃんのひとりちゃんと名前呼びしたのはいいのだけど。ぼっちがギターヒーローとして覚醒したら、物語が行き詰まってしまうから仕方ないね。日常パートでは、エンディング前のぼっちの「今日も、バイトか」のセリフは日常を表す大事な言葉だ。ぼっちは最初には、一人で過ごし家にいたことが多いが、バンドを組むと、毎日学校やライブハウスで、メンバーに遭っていたから、行動的には陽キャになっている。本質は変わらないが、ぼっちは少しずつ変わっている。ぼっちは人と話す時には、パニックになっていたようだが、ギターを買ったお店では店員のギターに対する話を聞いてからは、普通に話せそうに見えた。今度、一人でギター関連のアイテムを買うときには、かなり面白くなるかもしれない。ぼっちが一人でギターを買いに行くなんて、2,3話の時には想定していなかった。キタちゃんも覚醒し始めて、ライべ中にアドリブを入れたりしていた。ぼっちが褒めたのはエモい。さらに、キタちゃんは自分にはカリスマはなく、カリスマのあるぼっちのサポートをしたいというのは、自分を客観的に分かっているからすごいと感じた。キタちゃんは陽キャと言われているが、ぼっちほどの腕はなく、だからこそ、まわりとコミュニケーションを取って、バンドをよく見せていくのだろう。

わたしはぼっちとキタちゃんの関係が良かった。陰キャと陽キャの組み合わせだが、キタちゃんがいると、ぼっちも陽キャになるだろう。承認欲求が強いぼっちだけにキタちゃんと行動するだけで、まわりの目を気にせずに、バンド活動に邁進できるからだ。

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