僕が一番好きな建築について
■はじめに
どうもどうも。GWみなさんいかがお過ごしですか?
はじめまして、おいちです。
あー早く飲みに行きたい。。
さて、今日は僕の好きな建築について書いてみようと思います。
山本くん、興味なかったらごめんね。。笑
建築を専攻している学生なんですが、言うても学部3年間はサークル活動に明け暮れていたので、そんな建築について多くを語れるわけじゃないんですけどね。
学部4年間の集大成としての卒業設計で造形に苦戦していた頃、研究室の先生から
「一番好きな建築ってなんですか?」
と聞かれたことがあります。そのときの僕は好きな建築を言うことが出来たんですけど、
「なんで?どこが好きなの?」
と深掘りされて曖昧な答え方をしたところ、
「まだ甘いですね」
みたいに返されたのを覚えています。当時の僕は、なんで僕の建築の好きな理由に甘いとか言われなきゃいけないんだとか思ってました。
さて、M1になって卒業設計の時期よりは落ち着いて物事を考えられるようになったと思いますし、改めて僕の一番好きな建築について、ゆっくり思いを馳せながら、なんで好きなのか?まとめてみました。
■鈴木大拙館
前置きが長くなりましたね、、
僕の一番好きな建築は、鈴木大拙館です。
設計は谷口吉生です。
写真はこんな感じ。
シンプルでかっこいい。
石川県金沢市にあります。金沢と言えば、建築学生ならSANNAの21世紀美術館を真っ先に思い浮かべるんではないでしょうか?
その21世紀美術館から5分ほど歩いた住宅街にひょこんとあるのが今回の主役です。
コロナで行けないあなたのためにオンラインツアー行ってみましょう。
レッツゴー。
入り口から見るとこんな感じ。
お気づきでしょうか?
1枚目の写真に写っている建物とこの写真の左側に見える建物は同じです。
とてもこじんまりとしたミュージアムなんです。
このミュージアム、入館料を払わずに1枚目の写真の見えるところに行けるんですが、館内を見てこそ、この建築の良さが際立ちます。
安い入館料なんでね。300円とか。払いましょう。
玄関を入って内部回廊を通ります。
途中、右手に立派なクスノキが見えてきます。
そして、展示空間、学習空間へと向かいます。
でも、確か撮影禁止だったので割愛します。
そして、外部回廊を通って思索空間へと向かいます。
思索空間棟の中はこんな感じ。
ここで物思いに耽る人、外の水盤を眺めながらスケッチをしている人など、ここでの時間の使い方は人それぞれ。
ざっと建築の紹介はこんなところです。
■なんで好きなのか?
僕が初めてここを訪れたのは大学3年の春です。
まず、ミニマルなデザインで、思索空間棟の言葉にしがたいプロポーションが印象的でした。
それが水鏡の庭に映って浮いているように見えるのも最高です。
オンラインツアーをして思い返してみて思ったのは、玄関を入って出口に至るまで、展示⇨学習⇨思索とまるでストーリーがあるようで、自然とその世界観に引き込まれる感じがしました。
哲学者鈴木大拙の生涯と禅の思想を体感する空間を、建築を通してこんなにも魅力的に創れるなんて本当に谷口吉生さん凄いです。
初めて訪れて以来、3回ほど来てるんですが、
何度来てもここに来ると心が洗われます。
特に初めて来たときは、忙しいサークル活動の合間に日帰りで行って、とても心がスッキリしたのを覚えています。
ある種のパワースポットとでも言うべきでしょうか。
■終わりに
どうだったでしょうか?
こうして説明しても先生は「まだ甘い」とかツッコミを入れてくるんですかね。笑
本当にオススメなので、金沢に行ったら、兼六園や21世紀美術館に行くついでに寄り道してほしいところです。
なんかネットで調べてみるとライトアップされてる時期もあるみたいです。
素晴らしすぎますね。また行ってみたいものです。
おわり
文責 おいち
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?