大河の道

表題の映画が劇場放映中です！
https://movies.shochiku.co.jp/taiga/

内容は、実在する市が観光キャンペーンのためにその街に所縁のあるあの日本地図を完成させた歴史上の人物「伊能忠敬」をNHK大河ドラマに取り上げてもらおう・・・ということでその企画書を作成していくって話・・・

これ、地方行政自治体が、来街者を増やすために何か大物？をコンテンツにして売り込もうとするような話・・・という意味では社会派ドラマ

そして伊能忠敬の時代にさかのぼる意味では時代劇、

そしてこれ原作が落語ということで、ストーリーはわりとパロディチックでもある・・・

この構成が非常にユニークで面白い！
そしてなんと「伊能忠敬が一切出てこない伊能忠敬物語」です

というのは、依頼した脚本家が、調べていけばいくほど日本地図が完成し、将軍に上程する頃には本人は亡くなっていて、完成までは、そのブレーン達による労苦によって成し遂げられ、そのことをひた隠しながら立ち回る侍の意気！！・・・

ここの背景が素晴らしい物語になるわけですが・・・それはつまり伊能忠敬の話でない・・・

ということで、だったら、その市（伊能忠敬所縁の千葉県香取市）が取り上げられる筋書きにならない・・・ということで企画書提案は断念になる・・・というオチのある話です！

映画としても、また構成、そして社会的テーマ・・・とくに地方創生がブームになっているところの滑稽な部分なども・・・色々楽しみ考えさせてくれる映画です！！是非ご覧を！