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人新世の観光論

「人新世の資本論」がベストセラーになっています。

「脱成長」を促していく・・・それは、今、気候変動、脱炭素、SDGsなど地球に優しい活動を全世界の人類に促されているわけですが、それはあくまでも「成長する」ことが前提・・・その前提を覆して「脱成長」を目指さなければいけない・・・と唱えているわけです

つまり、それは、これまでの生活スタイル、習慣・・・これまで人類が積み上げてきた文明の利器をも放棄、否定するようなありかたまで言及しているわけですが、世に居る企業経営者のミッションは「成長」なわけなのでこのジレンマをどう捉えていくかはこの著書に少なからず共感している私のテーマでもあります。

さて、星野リゾート・星野社長がこの著者・斎藤幸平氏との対談から、この表題のテーマについて語っていました。
発見が2つだそうです

ひとつが、「マイクロツーリズムの推進が脱成長であるということ」

海外は勿論、遠距離の移動を伴う旅と比べると、近場の移動の方がはるかに「温室効果ガスの減少に大きく寄与する」ということ

2つめは「連泊する滞在型への変革は脱成長であるということ」

滞在型への変革は、環境負荷を低減させながら同じ費用負担で滞在時間を増やす・・・つまり売上(成長)に貢献する」ということ・・・

なにか強引な論な気もしなくはないですけど💦・・・いずれにしても、セトレのコンセプトはこの、マイクロツーリズムないしは過ごしの時間・空間の価値をあげる・・・という考え方においては、この星野社長のいう「脱成長しながら成長する」という文脈にあっています!

「脱成長」が正しいかどうか別にして、地球に優しく、かつ観光産業を成長させていく・・・というのはこれからの業界の重要テーマになることは間違いないと思います!

そういった課題感を持っていきたい!

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