勤務希望の学生さんと、Zoomで採用面談をした。 と言っても最終面接ではなく一次面接だし、インターン(アルバイト)なのでそこまで大袈裟なものではない。 どんな子かなぁと思いながらZoomリンクに入ると、新卒スーツのお手本のような服装をした真面目そうな子が写っていた。 第一声目から「この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」という何ともご丁寧な挨拶で、どっちの方が社会人らしいか分からないな、と何度も思った。 オンラインの限界を超えて伝わってくるド緊張と、「就
フィリピン人の、お茶目なところが大好きだ。 お茶目というか、いい意味で無邪気さや純粋さがあって、明るいところ。 本当にこの国の一番の魅力だと思っているし、実際訪れた旅行者や留学生もよく口にしている。 例えばそれは、朝会社に出勤した時から始まる。 警備員、ドライバー、スタッフ、清掃員、会う人みんなが「Good Morning!」と、歯にキラキラマークをつけたくなるような笑顔で挨拶してくれる。 それだけでもう、気持ちが良い。 学校や会社で眠そうに「ざぃまーす…」と挨拶して
サマーシーズンのセブはとても暑い。 17時近い今でも、クーラーか扇風機をつけないとじんわり汗が滲んでくる。 それでもアジアいち高い電気代を節約するため、窓を開けて風を入れることで、なんとか気分を紛らわしている。本当は生暖かい空気が出入りしているだけなんだけど。 ・ 昨日の夜、久しぶりに酔っ払って、改めて思ったことがある。 ほろ酔いを超えて本格的に酔い始めると、人は本性が出てくるものだ。 私の場合はほろ酔いで笑い上戸になり、それを超えると悪態をつき始める。 本性が出る、
カフェで細かい作業をしながら、あぁ〜疲れたと思ったとき、ふと前職の尊敬している上司の言葉を思い出した。 「俺は、やる理由を見つけるのが上手いんだよね」 本当にその言葉通りの上司だった。 営業職だったので、アポとりや商談、資料作成などが主な業務になる訳だが、その全てにおいて意味を見出していた。 それはハッタリや後輩向けの姿ではなくて、心の底からそう思っている、もしくは洗脳しきっている人の言葉。 どんなシチュエーションでも、どの言葉にも「この仕事をやる意味」がしっかりと
ちょっとだけ、毎日英語の勉強を続けている。 いつからかと言われたら、短期?中期?留学した2019年から。 モチベーションの赴くまま、全くやらない時期もあれば、1日1~2時間やるような燃えている時期もあった。 そんなふうに断続的に、でも2024年まで継続している。 肝心の英語力はといえば、多分そんなに伸びていない。 もちろん進捗が0ではないけど、リーディングやライティングはTOEICをやり込んでいた就活前の時期が絶頂だった。スピーキングも、この間2021年当時の録音を聴い
友人から「他人から言われた言葉に、深く傷ついた」という趣旨の話を聞いた。 詳しく聞くと、確かにその友人が最も傷つくであろう言葉を、あえて選んで放ったような内容だった。 同時に、果たしてそれが相手の真意なのか?とも疑問に思った。 もちろん表層的にはその言葉通りの考えがよぎったかもしれないけど、それが心の底から伝えたいメッセージだとは思えない。もっと根底、奥底に本当に言いたいことがあったんじゃないだろうか。 それでも、その友人には実際に言い放った鋭いナイフのような言葉が、
今日、少し驚いたことがあった。 出勤時、バスに乗っていた時のことである。突然急ブレーキが踏まれ、私含めた乗客は進行方向に大きく傾いた。 なぜか運転手席のリクライニングは全力で前方に振り切り、くの字になった椅子の間に、運転手が軽く挟まれていた。 何があったのは見えていないが、おそらく何かバスの前方を横切るものがあり避けるために急ブレーキを踏んだのだろう。 乗客全員が目を点にしながら驚いた後に、数人が笑い出した。 その笑いにつられるかのように他の乗客も係員も、ついには運
イワシが泳いでいるのを、見たことがあるだろうか。 ほとんどの人は「ない」と答えると思う。そりゃそうだ、イワシといえば大抵は調理後の姿で食卓に並ぶか、良くてパックづめにされた姿でスーパーに並んでいる。 水族館で「こちらがイワシです!」なんて展示されることもないし、「ペットはイワシだよ」なんてことも、もちろんない。 そんなイワシが泳ぐ姿を、今日見た。 スキューバダイビングをしたポイントで、「イワシ玉」と遭遇したのだ。 イワシ玉とは何百匹のイワシの群れが、塊となって海の中
明日は!!休みです!!! なんて、優美な響きだろう。明日は休みなのだ。 もはや「休み」そのものより、「休みの前日の夜」が一番幸せだと言っても過言ではない。翌日予定があろうがなかろうが、まるで羽が生えたような開放感で夜を過ごす。 そんな気持ちでルンルンと帰路につきながら、はて他の人の休み前日の過ごし方は、どんなんだろうかと気になった。 私の黄金コースは、家で缶ビールとネットフリックスに浸ることだ。 まさに今、noteを書いているPCの横には餃子と缶ビールが鎮座していて
今日は本当に久しぶりに、昼食を1人で食べた。 いつもは後輩のインターン生や正社員の先輩、上司やら社長やら、4~5人で食べることが多い。 特に昨日はほぼ全員勢揃いで、インターンの子が買ってきた謎のお菓子をつまみながらコメントしていた。 でも今日は2人が日本に帰国していて、他の人も外出しておりタイミングが合わなかったのだ。広々とした飲食スペースに1人でポツンと座りながら、スマホをぽちぽちといじっていた。 1人行動は好きだし、休憩時間を1人でのんびり過ごすのも好きなはずだ。
TRANSITという雑誌を購入した。 TRANSITとは毎号、世界の様々な国や地域を掘り下げて特集し、その魅力を伝えている雑誌の名前だ。 その掘り下げ方は旅行的な観点もあれば、政治、時事問題、エッセイのようなクリエイティブな記事まで多岐にわたる。 私も毎号買っているわけではないが、エリアの選び方と表紙に添えられたキャッチコピー、その後ろに堂々とある写真のセンスが好きで衝動的に買ってしまうときがある。 今回、衝動に駆られたのはなんでだったろうか。 自分がのんびりとno
Instagram以降のSNSに、なぜか馴染むことができない。 Instagram以降とは、私の中ではTikTokやBe Real、一時期流行ったClubhouseやthreadsなどである。 元々そういう情報には疎いので、流行り出してから半年後くらいに存在を知る。 そして「なにそのSNS??いる?」という、あまのじゃく極まりない反応をしてしまう。 特にBeRealの時は衝撃だった。 広くは繋がらないSNS。盛らないSNS。 まさにInstagramの逆のメッセージ
多才なオードリーの若林さんだが、実は旅のエッセイ本を出版されているのをご存知だろうか。 その名も「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」。 なんと行き先は中南米の、キューバ。 若林さんの内向きに見えていた性格と、行先の大胆さのギャップがとても好きで即買いした。 エッセイの内容は、若林さんが5日間の休みを使ってキューバを一人旅するというもの。 そもそも5日間だけでキューバに行くというのが破天荒だ。移動で丸一日は軽くかかるはず。 内容はただの旅の記録から、若林さん
他人をジャッジしない人間でありたいと思う。 他人をジャッジしないとは、自分のことをジャッジしないことでもある。 自分に物差しを当て続ける人は、他人にも物差しを当てる。 当てていることにすら気づかない。それがもう染み付いてしまっているから。 たまにそれを感じさせない人がいる。 地球一周の船旅で出会った友人がそんな人だった。 その人といると、なぜかとても心地よかった。 彼は別に心が綺麗な人ではなかった。3大欲求に溢れていて、たまに私欲を満たすようなずるいことも考えてい
夜、カフェからの帰り道にジプニー(乗合バス)からボケーっと外を見ていると、突然2メートルくらいある白い牛が視界に現れた。 想像外には慣れてきたつもりだったけど、色んな意味でかなり驚いた。 普段は人のいない更地にいる牛が、大通り近くのガソスタまで出てきていたのである。 それを見て思ったけど、セブは街中で出会う動物の数がとても多い。 家に着くまでの間にポンポンと思いついたので、愉快なセブの仲間達を紹介 したいと思う。 (1)野犬 セブはフィリピンの中でも、他の東南アジア
仕事の昼休み、仮眠をしていた時にみた夢。 小学生の頃の記憶の中にいた、と思う。 目の前には仲の良かった女の子がいた。 ただそれだけで目が覚めてしまったんだけど、久々にその子との思い出を思い出したので、書き留める。 その子はとてもセンスのある子だった。 同じことを言っても私はだだ滑るのに、その子はみんなにウケる。 同じような服を買っても何故か私はダサくて、その子はおしゃれだった。 その子が書き出したイラストやデコ文字は、周りの女の子の間で流行った。 今思うと文字通りイ