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イワシの美しさ

イワシが泳いでいるのを、見たことがあるだろうか。 ほとんどの人は「ない」と答えると思う。そりゃそうだ、イワシといえば大抵は調理後の姿で食卓に並ぶか、良くてパックづめにされた姿でスーパーに並んでいる。 水族館で「こちらがイワシです!」なんて展示されることもないし、「ペットはイワシだよ」なんてことも、もちろんない。 そんなイワシが泳ぐ姿を、今日見た。 スキューバダイビングをしたポイントで、「イワシ玉」と遭遇したのだ。 イワシ玉とは何百匹のイワシの群れが、塊となって海の中

    • 同調圧力の蚊帳の外

      「同調圧力を感じる」という話を、20代半ばくらいからよく聞くようになったと感じる。 正しくは自分がそれを感じるようになったから、よく目についたり記憶に残っているのかもしれないけど。なんとなく増えた気がするのだ。 ジャンルは大抵はライフステージやプランに関すること、具体的には結婚や貯金、転職や出産など。 詰まるところ、ライフイベントをいつしようか?みたいな話が、年齢と紐づいてしまうのだと思う。 ちなみに私個人は、同調圧力を”勝手に”感じやすい方かもと思う。 「気にしな

      • 2ピースのビキニを着てみたい

        ショッピングモールで上下がはっきり分かれた、いわゆる2ピースのビキニを購入した。 先々週に友人とショッピングに行った時に見つけた、イギリスのブランドの水着で、なぜか一目惚れしてしまった。 シンプルな黒色で、フチが派手すぎない程度にフリル状になっている。 生地はわかりやすく言うとユニクロのエアリズムのような、サラサラとした伸縮性のあるものだ。 最近はシンプルでヘルシーな感じのデザインが好きなんだけど、さりげないフリルが可愛さもプラスしていて、欲しい!と声に出た。 そこか

        • 自分の性格

          「曲がったことが嫌い」というセリフがある。 自分は、そうでは無いと思う。 曲がるというのが何を示すのかは分からないけど、「曲がっている=正論じゃない」とかそういう類なら、そのセリフに共感はしない。人間正論だけじゃ無いから、おもしろいのだ。 ただ、おかしいことに対して「おかしい」と意思表示できない環境は本当に無理だと、最近よく感じる。 それは起こっている事象の異常性ではなくて、明らかに異常な状況を良しとしてしまっている環境に対して、無理だと思う。 日本の会社員をしていた

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          母の日

          今日は日本でもフィリピンでも母の日。 家の近くの教会にはたくさんの人が来て、原色のような花束が並べられている。 うちの母は携帯電話を使わないので、なかなか連絡をとる機会が少ない。 この時代に携帯なしで生きられるんだな、と感心するがまぁやっていけるようだ。 最近Googleというものを覚えて、あれやこれやと父のスマホで検索して楽しんでいたらしい。 そんな母と、父のスマホを介してLINE通話をした。 いつも明るい母だが、今日の声色は一段と明るく、楽しそうだった。 持病も多い

          やっぱり世界はおかしいんだな

          アフガニスタンでNGO活動をしていた人が言った。 自分と同じ歳の21歳の子が、空爆で丸焦げになった我が子を抱き抱えていた。その子の家族は全員死んだ。自分は感情をコントロールできなくなり、外に飛び出て泣いた。 世界っておかしいんだなと思った。 何となくは知っていたけど、やっぱりおかしかった。 同じ空の下なのに、という表現をその人は何度も使った。 陳腐だけどその人が言うと、的確な表現だと思った。 その同じ時、私は同じ空の下で何をしていただろう。 きっと両親の愛に囲まれ、何

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          ガクチカ

          勤務希望の学生さんと、Zoomで採用面談をした。 と言っても最終面接ではなく一次面接だし、インターン(アルバイト)なのでそこまで大袈裟なものではない。 どんな子かなぁと思いながらZoomリンクに入ると、新卒スーツのお手本のような服装をした真面目そうな子が写っていた。 第一声目から「この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」という何ともご丁寧な挨拶で、どっちの方が社会人らしいか分からないな、と何度も思った。 オンラインの限界を超えて伝わってくるド緊張と、「就

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          フィリピン人のような性格になるには?

          フィリピン人の、お茶目なところが大好きだ。 お茶目というか、いい意味で無邪気さや純粋さがあって、明るいところ。 本当にこの国の一番の魅力だと思っているし、実際訪れた旅行者や留学生もよく口にしている。 例えばそれは、朝会社に出勤した時から始まる。 警備員、ドライバー、スタッフ、清掃員、会う人みんなが「Good Morning!」と、歯にキラキラマークをつけたくなるような笑顔で挨拶してくれる。 それだけでもう、気持ちが良い。 学校や会社で眠そうに「ざぃまーす…」と挨拶して

          フィリピン人のような性格になるには?

          酔っ払いかた。

          サマーシーズンのセブはとても暑い。 17時近い今でも、クーラーか扇風機をつけないとじんわり汗が滲んでくる。 それでもアジアいち高い電気代を節約するため、窓を開けて風を入れることで、なんとか気分を紛らわしている。本当は生暖かい空気が出入りしているだけなんだけど。 ・ 昨日の夜、久しぶりに酔っ払って、改めて思ったことがある。 ほろ酔いを超えて本格的に酔い始めると、人は本性が出てくるものだ。 私の場合はほろ酔いで笑い上戸になり、それを超えると悪態をつき始める。 本性が出る、

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          背筋を伸ばして、気を引き締めて

          カフェで細かい作業をしながら、あぁ〜疲れたと思ったとき、ふと前職の尊敬している上司の言葉を思い出した。 「俺は、やる理由を見つけるのが上手いんだよね」 本当にその言葉通りの上司だった。 営業職だったので、アポとりや商談、資料作成などが主な業務になる訳だが、その全てにおいて意味を見出していた。 それはハッタリや後輩向けの姿ではなくて、心の底からそう思っている、もしくは洗脳しきっている人の言葉。 どんなシチュエーションでも、どの言葉にも「この仕事をやる意味」がしっかりと

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          仕事前に、えらい

          ちょっとだけ、毎日英語の勉強を続けている。 いつからかと言われたら、短期?中期?留学した2019年から。 モチベーションの赴くまま、全くやらない時期もあれば、1日1~2時間やるような燃えている時期もあった。 そんなふうに断続的に、でも2024年まで継続している。 肝心の英語力はといえば、多分そんなに伸びていない。 もちろん進捗が0ではないけど、リーディングやライティングはTOEICをやり込んでいた就活前の時期が絶頂だった。スピーキングも、この間2021年当時の録音を聴い

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          発する言葉が真意とは限らない

          友人から「他人から言われた言葉に、深く傷ついた」という趣旨の話を聞いた。 詳しく聞くと、確かにその友人が最も傷つくであろう言葉を、あえて選んで放ったような内容だった。 同時に、果たしてそれが相手の真意なのか?とも疑問に思った。 もちろん表層的にはその言葉通りの考えがよぎったかもしれないけど、それが心の底から伝えたいメッセージだとは思えない。もっと根底、奥底に本当に言いたいことがあったんじゃないだろうか。 それでも、その友人には実際に言い放った鋭いナイフのような言葉が、

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          急ブレーキ

          今日、少し驚いたことがあった。 出勤時、バスに乗っていた時のことである。突然急ブレーキが踏まれ、私含めた乗客は進行方向に大きく傾いた。 なぜか運転手席のリクライニングは全力で前方に振り切り、くの字になった椅子の間に、運転手が軽く挟まれていた。 何があったのは見えていないが、おそらく何かバスの前方を横切るものがあり避けるために急ブレーキを踏んだのだろう。 乗客全員が目を点にしながら驚いた後に、数人が笑い出した。 その笑いにつられるかのように他の乗客も係員も、ついには運

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          休み前日の夜

          明日は!!休みです!!! なんて、優美な響きだろう。明日は休みなのだ。 もはや「休み」そのものより、「休みの前日の夜」が一番幸せだと言っても過言ではない。翌日予定があろうがなかろうが、まるで羽が生えたような開放感で夜を過ごす。 そんな気持ちでルンルンと帰路につきながら、はて他の人の休み前日の過ごし方は、どんなんだろうかと気になった。 私の黄金コースは、家で缶ビールとネットフリックスに浸ることだ。 まさに今、noteを書いているPCの横には餃子と缶ビールが鎮座していて

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          働き方改革

          今日は本当に久しぶりに、昼食を1人で食べた。 いつもは後輩のインターン生や正社員の先輩、上司やら社長やら、4~5人で食べることが多い。 特に昨日はほぼ全員勢揃いで、インターンの子が買ってきた謎のお菓子をつまみながらコメントしていた。 でも今日は2人が日本に帰国していて、他の人も外出しておりタイミングが合わなかったのだ。広々とした飲食スペースに1人でポツンと座りながら、スマホをぽちぽちといじっていた。 1人行動は好きだし、休憩時間を1人でのんびり過ごすのも好きなはずだ。

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          コーカサスが呼んでいる!

          TRANSITという雑誌を購入した。 TRANSITとは毎号、世界の様々な国や地域を掘り下げて特集し、その魅力を伝えている雑誌の名前だ。 その掘り下げ方は旅行的な観点もあれば、政治、時事問題、エッセイのようなクリエイティブな記事まで多岐にわたる。 私も毎号買っているわけではないが、エリアの選び方と表紙に添えられたキャッチコピー、その後ろに堂々とある写真のセンスが好きで衝動的に買ってしまうときがある。 今回、衝動に駆られたのはなんでだったろうか。 自分がのんびりとno

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