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自分の琴線に触れた経験

トップ画像はアメリカ・デスバレーという観光地の一角である。約4、5年前、本来この場所の、辿り着くはずなどなかった場所にとある縁で滞在することになった。

その縁とは「交通事故」である。私は現地で知り合った日本人の方々とデスバレーに向かっていた。記憶では当時滞在していた場所から5、6時間ほど車を走らせデスバレーに入った。私たちの車ともう一つの車の2台だけが人気のない砂漠のような場所を走っていた。しばらく経った頃だろうか、2台の車は衝突した。さすがは観光地、砂漠のような場所でも間も無くして警察が来た。どちらも大事に至らず事態は終わったが、帰るための車もないので一旦近くのホテルに滞在することとなった。車の手配をしようとホテルの人にそういったサービスや場所がないか聞いて回った。連絡先を得て車を手配するよう電話をしたが代わりの車が来るのは翌日だったため、そのホテルでやむをえず一夜を過ごすこととなった。

奥に小さく見えるのが宿泊した建物

ホテルの人に連れてこられたのはまるで一見すると家のような小さな建物だった。私は衝撃を受けた。でも家でもなくホテルでもなく別荘でもない。何かと言われたら言葉が見つからないけれど、ものすごく新鮮だった。ワクワクした。そして、前には大きな湖のような自然があった。

言い方は良くないが、事故に遭わなければ得られなかった貴重な経験。これも何かの縁だと思った。この経験は忘れられないし忘れたくもない。
素晴らしい空間にいれたことが何よりの経験で、これからもこのような非日常的な日常を過ごしたいと思った。

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