4/20 雨

一晩寝て体調も整った。雨が降るなか部屋で本を読む。

翻訳をしている村井理子さんはブッシュ妄言録のころからのファン。

友人とお金を出し合って1と2を買った記憶がある。

黄金州の殺人鬼は犯人にこの通り名をつけた本の著者であるミシェル・マクナマラの執念の追跡の記録だ。事件に関わる人々の人生が犯人によって狂わされ、囚われ続けながら捜査を続けて行く。犯人が残した痕跡を丁寧に取り出して様々な角度から検証し、絶対に犯人だろうと思う人物が複数現る。読み進めるたびにハラハラする。

本書の執筆途中で亡くなったミシェルが書き溜めていたであろうエピローグがいい。犯人を脅迫するにふさわしい執念深いリサーチの羅列。

事実彼女の予言した通りの結末が犯人に用意されることになり、ホッとしながら本を閉じた。

と言うのもあまりにもミステリーとしての吸引力があるので、未解決のままだと頭の片隅にそれが居座り続けてしまいそうだったからだ。それこそがミシェルの狙いだったのだろうけど。

そして月曜日19:00は週一の月に吠えるの配信日、ということで、ゆりいか氏のおすすめ本紹介動画を視聴。

https://youtu.be/sD2rwTyFNhM

個人的にはこの二冊が読みたい。

高野秀行さんの本はいつもおもしろい。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?