APEX、別視点からのチート対策

【チーターが多すぎる根本的な原因】

APEXのチーターがなぜここまで多いのか、なぜ運営が対応できないほどにチートの技術レベルが上がっているのか。考えたことはありますか?
ただの快楽目的でここまでチーターの数が増えることはありませんし、快楽目的のチーターは表に出たがるのでピンポイントでBANすることが可能です。
答えは、「お金になるから」です。
APEXには多様なバッジ、ダイブ起動、ポイント幅の広いランクシステムなど、華々しい戦績に対する自慢要素のようなものが多くあり、ゲームの魅力の1つになっています。
しかし、この要素を追う醜い欲求こそ、不正プレイの需要を生んでしまっているのです。チート使用、スマーフ、ブースティング、代行、コンバーター、チーミング、アカウント販売……数えきれない不正プレイが横行している状況になっています。そして、この不正プレイに対し代金を払うゴミが一定数いるのです。これによって、不正プレイにはある種のビジネスが生まれてしまっているのです。
しかも、APEXは基本プレイ無料。アカウント自体の原価は0であり、サブアカウントも作り放題です。
これに対し、不正プレイ自体を取り締まろうとしているのが運営の方針ですが、チーターの進化が速いことなどもあり、あまりうまくいっていません。

【発想の転換 簡単な仕様変更で状況は変わる】

不正プレイ自体に受動的な対応をしているのでは、絶対に追いつけません。
前章で、報酬システムを求めるがゆえに不正プレイがビジネス化していて、これが深刻な問題であるという話をしました。
では、報酬システム自体を変えてしまえばどうでしょうか。
不正対策の発想を変えればいいのです。
報酬などの仕様を変えることで、不正プレイの供給が追い付かなくなる、つまり、不正するほど意味がないような仕組みを作ればいいのです。
抽象論だけ言われてもわからないと思うので、以下に「不正プレイヤーにめんどくさい思いをさせる」アプデ案をいくつか挙げます。

・報酬システム(仮称)変更案

例①:爪痕バッジ、ダブハンバッジ条件変更
現在の条件に加え、「レベル500(以上)」「合計試合5000回以上」などの条件を設定する。

例②:マスター、プレデターランクを認証制に
ランクポイントなどのゲーム内条件だけでなく、認証(電話番号など)されたアカウントのみが到達可能にする。

例③:ランク要件にアカウントレベル追加
ランクポイントだけでなく、プラチナは「レベル200以上」、ダイヤは「レベル300以上」……といった条件も追加する。

例③:ランクマッチ参加制限 ※コミュニティで既出ですが、一応。
バトルパス購入履歴&レベル50以上を必須要件化。

例④:BAN連動
試合ログを保存し、あるチーターがBANされた場合にそのチーターが参加していたマッチのランクポイント変動を無効化(その試合を無かったことに)する。

チーターの立場で考えてみてください。
以上のような方針で変更が加えられ、たかが数試合暴れただけでは「華々しいアカウント」が作れなくなった場合、不正プレイによるビジネスは労力に見合った結果が得られなくなるため破綻へと近づき、成り立たなくなります。
私が上に挙げた条件に反発する人は、何かしらの不正プレイをしているということです。健常なプレイをしている場合に、これらの条件が障壁になることはないからです。
このような不正プレイヤーにとって歯がゆい条件は、簡単に実装することができる割にかなり効果が見込めます。やる価値があるのではないかと私は思います。

【おわりに】

今回の記事では、既存のそれとは別ベクトルからAPEXのチート対策を提案してみました。
既に持っているバッジはどうするか、などの問題はあるでしょうが、このような不正対策のコスパの良さはすぐにご理解いただけるかと思います。
この記事が運営にまで届くことはないでしょうが、こんな方向性もあったのかということに少しでも多くの人が気づき、声を上げてくれればいいなと思い執筆しました。
ご覧いただき、ありがとうございました。

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