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【全頭診断】2023 エリザベス女王杯

【スプリンターズS】
・先出し予想:◎マッドクール🥈
・本予想:◎ママコチャ🥇

【秋華賞】
・先出し予想:◎リバティアイランド🥇
・本予想:◎リバティアイランド🥇

【菊花賞】
・先出し予想:◎ファントムシーフ❌
・本予想:◎ソールオリエンス🥉

【天皇賞・秋】
・先出し予想:◎スターズオンアース(回避・・・)
・本予想:◎ガイアフォース❌

【エリザベス女王杯】
・先出し予想:記事の最後に‼
・本予想:当日up(NoteかXどちらか)

秋G1は全て週初めに記事出せるよう頑張ります‼️

もし参考になりましたら、よろしくお願いします。
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2023 エリザベス女王杯 全頭診断

■ ブレイディヴェーグ(想定1番人気)

時計面だけならG1級。

2走前:1勝クラス(東京芝2000m 1.57.9)
-2020年 天皇賞秋 1.57.9(エフフォーリア)
-2021年 天皇賞秋 1.58.1(アーモンドアイ)
-2022年 天皇賞秋 1.57.5(イクイノックス)
 ※ブレイディヴェーグは直線ノーステッキ

3走前:未勝利戦(ラスト4F45.9, ラスト1F11.3)
→東京芝1800mラスト4F45.9以内+ラスト1F11.4以内
-イクイノックス
-コントレイル
-クロノジェネシス
-ソールオリエンス
-タスティエーラ

前走のローズステークスもスタート出遅れから直線ムチ一発のみでレコード決着の2位入線でしたし、勝ち馬のマスクトディーヴァは秋華賞でリバティアイランドと0.2差2着とG1でも通用するトライアルレースであった裏付けから、未だ能力全開の底を見せておらずまだまだ奥がありそうな馬。今年はハーパーやジェラルディーナが2,3番人気のメンバー構成なら、普通に能力開放できれば1着に一番近い馬であることは当然。
秋華賞はC.ルメールがハーパーの先約があったのでブレイディヴェーグは秋華賞を回避してこちら優先でC.ルメール確保の臨戦過程ですし、C.ルメール自身もハーパーよりブレイディヴェーグを評価しているのは皆さんもご存じと思います。

今回の中間追い切りでも抜群の時計を披露。
時計勝負になれば敵はいないでしょう。
-栗東CW:82.5-67.3-52.4-36.9-22.5-10.7

ただ、懸念点が全くないというわけではありません。

懸念点①:走破時計が全てではない。
時計だけで能力比較ができるのなら競馬は簡単。
例えば昨年の同じ時期にブレイディヴェーグと近しい走破タイム出したパラレルヴィジョンは、先月にやっと3勝クラス突破したばかりの戦績。

ブレイディヴェーグ
-2023/6/25 東京芝2000m 1勝クラス→1.57.9

パラレルヴィジョン
-2022/6/19 東京芝2000m 1勝クラス→1.58.0
→その後は6戦連続1番人気も1勝のみの期待値の低さ。
→2023/10月にダートに変えてやっと3勝クラス突破。



懸念点②:前回より間隔の短い関西輸送
ローズSは初めての関西圏レースでしたので早め栗東滞在の陣営工夫でこなしましたが、今回は前回より間隔の短いレース間隔ですのでレコード決着の反動が気になるところ。

懸念点③:宮田厩舎のG1実績皆無
重賞制覇はG3の2回のみ。G2、G1での勝利経験がなくG1勝てるイメージが薄い。
-2021年 カペラS(ダンシングプリンス)
-2023年 ダービー卿CT(インダストリア)

■ ハーパー(想定2番人気)

オークスから直行した秋華賞は完全な叩き仕様の出来で、それでいて3着確保ならここへ向けての上昇は期待できる。C.ルメールがブレイディヴェーグに騎乗するので鞍上懸念がありましたが、今回は川田を確保で問題なしでしょう。

-クイーンC:不利受けてもねじ伏せる。
-桜花賞:立ち回り戦+距離短すぎで適性外
-オークス:怪物がいただけで時計とラップは優秀。
-秋華賞:ゆる仕上げでも3着

ハイパフォーマンスがクイーンCとオークスの大箱開催なので、京都内回りの秋華賞から京都外回りのエリザベス女王杯に舞台変わりはプラス材料。臨戦過程と立ち位置がスプリンターズSのママコチャ(3番人気1着🥇)に似ていると思うのは私だけではないはず。

ただ、C.ルメールの評価が ブレイディヴェーグ > ハーパー ですしいつもあと一歩が足りない馬ですので圏内はありそうですが頭まではハテナの印象でこれが2番人気なら嫌ってみたいところでもありますが...

■ ジェラルディーナ(想定3番人気)

載り難しい馬ですが牝馬戦なら能力上位。
2023年の宝塚記念がお宝レースになっています。

2023年 宝塚記念
1着イクイノックス:次走の天皇賞秋ワールドレコード
2着スルーセブンシーズ:次走の凱旋門賞4着
3着ジャスティンパレス:次走の天皇賞秋2着
4着ジェラルディーナ
5着ディープポンド:次走の京都大賞典3着
6着プラダリア:次走の京都大賞典1着
7着ボッケリーニ:次走の京都大賞典2着
17着ライラック:次走の府中牝馬S3着

また、何より昨年のエリザベス女王杯は2022年屈指のハイレベル戦。
(このレースのその後を追っかけるだけで余裕でプラス収支。)

2022年 エリザベス女王杯
1着ジェラルディーナ
2着ウインマリリン:次走の香港ヴァーズ(G1)1着
3着ライラック:前走の府中牝馬S3着
4着アカイイト:次走の有馬記念で引退
5着ナミュール:次走のG3を2着、前走の富士Sを1着
6着デアリングタクト:牝馬3冠。次走のJC0.2差で引退
7着ホウオウエミーズ:3,4走後のG3を3着×2回
8着ルビーカサブランカ:次走のG3を2着
9着ピンハイ:前走のリステッド2着
10着イズジョーノキセキ:次走の有馬記念4着
11着クリノプレミアム:次走のG3を2着
13着ローザノワール:次走のG3を3着
16着ウインマイティー:3走後のG3を2着

今年は前哨戦のオールカマー敗戦。
-2022年:オールカマー1着→エリザベス女王杯1着
-2023年:オールカマー6着→エリザベス女王杯?着

昨年と違って前哨戦のオールカマー凡走したのでエリザベス女王杯では人気落とすかな?と思いましたが、そうは甘くなく今年は賞金足りていたためオールカマーは叩きレースであることはバレバレで、ゆるゆるだった前走からの上昇次第では当然有力ですし、鞍上にはR.ムーアを迎えてわかりやすい勝負気配。後は昨年からパフォーマンス上がっていない点と、昨年は阪神開催でしたが今年は京都開催となって適正異なるのでそこがどう出るか。

-2022年戦績 2-1-2-2(重賞2勝)
-2023年戦績 0-0-0-4


■ ディヴィーナ(想定4番人気)

ヴィクトリアマイルから馬が良くなってそのまま重賞制覇して挑むG1の舞台。

気になる点は2つ。

①近4走の好走は全てトラックバイアス順行

4走前:ヴィクトリアマイル(15番人気4着)
→道中後方からレース。3~4角はスムーズに外回してそのまま直線不利なく伸びる外を通して4着。

3走前:中京記念(2番人気2着🥈)
→道中後方からレース。3~4角はスムーズに外回してそのまま直線不利なく伸びる外を通して2着。

2走前:関屋記念(2番人気2着🥈)
→道中先団からレース。直線向いてから前がポッカリ空いてそこを突いて一時先頭も最後は交わされ2着。

前走:府中牝馬S(1番人気1着🥇)
→先頭でレース。スタートから各場譲り合うスローペースをインビタで逃げて後続凌いで1着。

このように全てトラックバイアス順行していますし、いずれも不利のないレースでしたから言ってしまえばこれ以上のパフォーマンスを期待するのは難しいという評価。であればこれまでのパフォーマンスでこの舞台で通用するかどうかを判断すればいいので扱いは簡単な馬でしょう。

鞍上のM.デムーロはこの舞台が大得意。

↓カリメロ様がまとめてくださっています。

②血統と舞台適性

モーリス×ヴィルシーナはマイル近辺がベストそう。

それよりもhaloのクロス5×4×5は明らかに機動力・小回り適性が強い血統が気になります。現に一気にパフォーマンス上げた4走前ヴィクトリアマイルはhaloクロス内方馬が強いのは有名ですし、2走前の関屋記念もコーナーの経が深く小回り血統が強いレース、そして前走の府中牝馬ステークスも小回り適性が重要(これを理由に◎ライラックでしたし。)なレースでしたので、枠の並びやレース展開でこれが活きなければ弱い結果になると思います。
内・前で競馬できる枠・展開なら評価。

■ サリエラ(想定5番人気)

前走の新潟記念はザ石の影響で度外視。
問題はその以前のレース。

2走前:目黒記念(1番人気3着🥉)
-1着ヒートオンビート→イン通してコースロス少なく
-2着ディアスティマ→前残りノーストレス
-4着ゼッフィーロ→差し遅れ、2走後巻き返し🥇
-5着プラダリア→差し遅れ、3走後巻き返し🥇
-7着ユーキャンスマイル→差し遅れ、次走巻き返し🥈
-9着ライラック→2走後巻き返し🥉

3走前:白富士ステークス(1番人気1着🥇)
-2着ドーブネ→その後OP戦勝利🥇
-3着ヤマニンサルバム→その後OP戦勝利🥇
-4着カレンルシェルブル→次走リステッド勝利🥇

2走前の目黒記念は差し遅れ馬がその後優秀で、その差し遅れ勢の中で最先着だったこの馬も当然評価が必要。3走前も2,3,4着がその後結果出している中で3馬身差圧勝したこの馬は当然評価。

トラックバイアス向けば未だ底を見せておらず今年の低調なメンバーであれば圏内十分に考えられる馬ですし、なんならこれから更に良くなりそうな馬ですのでここで買うなら来年も買えるかどうかが判断軸になりそう。

何かしらの印は回します。


■ ルージュエヴァイユ(想定6番人気)

前走の府中牝馬ステークスは一番強い競馬。勝ち馬のディヴィーナはインベタ前残り、3着ライラックはコーナリングスムーズの中、終始外外回って大外強襲で僅かに届かず2着は良い内容。今年から一気に馬体重を増やしてパフォーマンス上げているので今が充実気なのは間違いないはず。末脚に加速時間を要するタイプなので下り坂のある京都外回りコースはマッチしていますし、1週前追い切りも個人的に高評価。

ただ、この一戦のみで評価しろと言われても難しいところがあって、というのもそれ以前で強い内容を見せたレースがない。更にG1実績のない黒岩厩舎、初めての関西遠征がG1と越えるべきハードルも多数あって一筋縄では行かない。それと後方一気の競馬は同型に強力な馬がいますし、そもそもエリザベス女王杯での穴馬パターンには合致せず扱いが難しい馬。


■ ライラック(想定7番人気)

この馬のストライクゾーンは『小回り適性』が活きるコース。

-フェアリーS🥇(中山1600m)
-紫苑ステークス🥉(中山2000m)
-エリザベス女王杯🥈(阪神2200m内回り)
-府中牝馬ステークス🥉(小回り適性重要レース)

今年は京都外回り2200mは適性外ですし、前走も上手く立ち回って3着なら、更に格上げのここは厳しいというのが第一印象。

ただ、オルフェーヴル産駒の牝馬は馬格がアップするとさらに一段階成長するパターンがよくあるのですが、この馬が前走+18kgで結果残してきたので成長曲線に乗ってくると圏内に突っ込んできてもおかしくない。内枠確保は必須で、あとは並びから前目につけられれば一考。

■ マリアエレーナ(想定8番人気)

秋G1戦線が始まる前にエリザベス女王杯で本命◎候補でTweetしていた馬🐴

キャリアハイ、かつベストパフォーマンスは2022年の小倉記念。先行馬壊滅の展開を4角2番手から2着に0.8秒差5馬身つけて圧勝。直線は後ろを振り返る余裕見せてましたし、勝タイム1.57.4は1番人気ブレイディヴェーグより上。

12.4-11.0-11.3-12.2-12.0-11.8-11.7-11.7–11.6-11.7

このレース3着はジェラルディーナで次走オールカマー1着🥇、2走後エリザベス女王杯1着🥇の充実期の中、全く相手にしない完勝劇。
最高打点はGⅠ級。

8走前:上記の小倉記念圧勝
7走前:不利受けて落馬寸前
6走前:重馬場適性外
5走前:世紀のクソ騎乗
4走前:なぜが前受けせず不完全燃焼
3走前:良馬場発表も馬場緩く適性外
2走前:実質トップハンデを外3回し
前走:不利な大外枠。タイトルホルダーとタイム差なし

近走敗因は言い訳可能ですし、前受けからスムーズなら加速しやすい京都外回りもプラスの馬ですから圏内行けると思いますが懸念点が3つ。

懸念点1:流石に能力が下降線
懸念点2:G1の三浦
懸念点3:勝ち鞍は全てローカル競馬場

枠並びと展開、トラックバイアスは非常に重要ですが、フィールド揃えば本命◎候補。

■ ゴールドエクリプス(想定9番人気)

京都競馬場2-1-0-0はいずれも外回りコースですのでこのコース適性はメンバー1でしょう。2走前の小倉記念は斤量51.0kgとはいえマリアエレーナに先着。

直線平坦 4-1-1-0
直線急坂 0-0-0-4

もうこの戦績が全てを物語っている馬で、であれば陣営がこの舞台に色気を出すのは納得。2走前51.0kgですが唯一後方から突っ込んできて、斤量+5kgの56kgで挑んだ前走は2番手から押し切り完封とレースセンスも抜群。あとは今回の出走メンバーとの能力比較ですが今回のレースである程度わかると思いますので買うなら先物買いのイメージ。
2017,18,19年と3年連続でエリザベス女王杯2着だったクロコスミアにダブるところあり。

■ ビッグリボン(想定10番人気)

前走の京都大賞典はここへ向けて長めの距離試走の意図でしょうし、内容も重馬場で直線も進路カットありましたから、休み明けも考慮して着順は不問で度外視でOKでしょう。
よって評価・能力確認するなら2走前以前になりますが、その2走前のマーメイドSは良馬場発表もタフ馬場でしたが直線先に抜け出してから抜かせない強い内容、3走前は勝ち馬とのポジションの差ですから2着ですが悲観する内容では全くありません。
キセキの全妹ですので非根幹距離G1の芝2200mはタフな設定で向くはずですし、叩き2戦目のここは怖い存在。

■ アートハウス(想定11番人気)

1週前追い切りとフォトパドックが素晴らしくこれはこの馬は必ず買わないといけない一頭。骨折明けですが中内田厩舎得意の外厩調整ですから全くの不問ですし実際に休み明け3-0-0-0。

6走前:3馬身差圧勝
5走前:スターズオンアースの差し決着を前受け
4走前:サリエラに勝利
3走前:適性外の小回りコース着外
2走前:額面通り完勝
前走:内枠のストレスで敗戦

能力は通用して良いメンバー構成ですので、枠、展開と、後は最終追い切りでよく見せれば重い印をつけたいと考えている一頭。

■ シンリョクカ(想定12番人気)

夏を越した府中牝馬ステークスで全く成長がなかった(成績的にも馬体的にも。)
ここは格上げ戦で上積みなく軽視でいいでしょう。

■ ククナ(想定13番人気)

恵まれた七夕賞2着が精一杯ならこのメンバーでは厳しく。

■ ローゼライト(想定14番人気)

前目の馬が手薄なのでクイーンスプマンテを期待したいですが、流石に能力的に厳しそうでここまで印がまわらない。

■ イズジョーノキセキ(想定15番人気)

得意の小回り舞台でも今年は結果でておらず、京都外回りのここは軽視。

現時点での先出し予想

◎ブレイディヴェーグ
◯マリアエレーナ
▲サリエラ
穴アートハウス
穴ゴールドエクリプス
☆ビッグリボン
☆ルージュエヴァイユ
☆ディヴィーナ

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