感銘をうけた、これが最高の「広告費」
先週、業者さんとIOLについての打ち合わせがあり、当院がどのくらいトーリックIOLを入れているかの話になりました。
昨年度の実績になりますが、単焦点IOLでの割合は
他の眼科と比べたことはないですが、かなりトーリックIOLの割合が多いのではないかと思います。
ちなみにトーリックにするか、nonトーリックにするかは、ほぼ視能訓練士に任せてもらっていると言っても過言ではありません。
(ありがとうございます)
ということもあり、角膜面の倒乱視0.75Dでも必要なら躊躇なくトーリックIOLにしています。
業者さんからも
「凄いですね、その割合はあまりないと思いますよ~」
私は
「院長・部長が(視能訓練士に)自由に選ばせていただいているからですよ」
その会話を聞いていた院長が一言
「広告料よ」
と一言だけ言って、去っていきました。
私が考える最高の広告料
ここから、院長の気持ちを私が勝手に代弁します。
多くの患者さんに病院に来てもらうために、広告料は必要だと思います。
企業や会社でも、さまざまな方法を使って広告・宣伝をしているでしょう。
例えば
・TVやYou tubeなどのCM
・看板や本に広告を掲載
・SNSでアピール
・口コミ
( すいません、あまり思いつきませんでした。)
院長の今回言った広告料。
多くの患者さんに、病院負担でトーリックIOLを入れるのは
手術する患者さんの満足度を上げて、多くの患者さんがウチで手術したいと思ってもらえるようにする。(口コミなど)
この考え方、大好きなんですよね。
だって、患者さんもhappy、病院側もhappy。
手術終わった患者さんが、
「うわぁ~よく見える」と言うことはあっても、「うわぁ~乱視減った!!」ということはありません。(実はごくたまにあります)
先日、ope前に角膜乱視が4.0Dあった患者さんが、ope後綺麗に乱視矯正されていて
「裸眼で(1.0)かぁ、(1,5)くらい見えるともっと嬉しかったけど」
とおっしゃっていたので
術前の乱視が減ったことがどれだけ凄いことか、5分くらい飛び切りの笑顔で説明して差し上げました。
そして、手術だけでなくロービジョンケアもやりたいようにやらせてくれる。
だから、もっと頑張って勉強しようってなるのかもしれません。
基本的な考え方の一致は大切
毎日、家族でもない他人同士が一緒に仕事をしていくわけですから色々あります。
(というか、家族もありますが)
いいことばかりではなく、上手くいかなかったり、時には揉めて雰囲気が悪くなることだって。
スタッフ同士でもあれば、院長・部長と意見が合わないことも。
ですが患者さんファーストの基本的な考えが、心の奥で一致しているので、10年以上院長についていけてるんだろうなって思っています。
うちのクリニックは小さくて、ホームページも決して見やすいといえるものではありません。それでも、患者さんのために全力で取り組めるのはありがたいなと思い、ふと文章にしてみたくなりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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