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学会・勉強会での質問について、私が意識している3つのこと

皆さん、学会や勉強会で質問していますか?

私は…正直にいうと苦手ですね。やっぱ、緊張しちゃうじゃん。その一方で

・「この人、質問が上手だなぁ」
・「そうそう、そのこと聞いて欲しかったんだよ」

と思う場面、ありませんか?


私は、質問するのは苦手なのですが、質問する人を観察するのは好きです。

(ストーカーではありません)

視能訓練士歴も、20年を超え素晴らしい先輩・後輩達に恵まれたくさんのことを学ばせていただきました。

そして、私の中である結論に至りました。

✅3つのことを意識すると質問しやすくなる

それは

1.自分のわからないことを質問する
2.周りの人が聴きたいと思っていることを質問する
3.発表者が質問してもらいたいと思うことを質問する

特に重要かなって思うようになったのは、2番と3番ですね。

その理由について、順番に解説します。

1.自分のわからないことを質問する


ま、質問の基本中の基本ですね。

私も自分のわからないことあったら、必ず質問します。いや、するときもあります。
…はい、たまにします。

ぶっちゃけたことをいうと、

「わからないことがあっても、質問できない人が多い」のではないでしょうか?

質問する人の心理としては

・こんなこと質問して、変に思われないだろうか?
・わからないけど、周りの人はわかっていて私だけわからないかもしれない・発表者の人に変に思われないだろうか?

こんなところでしょうか?

その結果、多く人がこの思考に陥り、会場に質問をふっても誰も手が挙がらないという主催者にとっては地獄のような空気が張り詰めます。(経験済)

はっきり言います、それって完全に自分にベクトルが向いているんですよね。

・「私がどう思われるか」
・「私が恥ずかしい」

そうです、この記事を書いている私が誰よりも自分にベクトルが向いて質問できないんです。いや、できなかったんです。

今は、少しだけ考えが変わりました。


2.周りの人が聴きたいと思っていることを質問する


先日、知り合いの視能訓練士さん達を連れて、視覚障害者団体を訪問しました。私自身も初めて訪問する団体さんで、個人的に質問したいと思うことがたくさんありました。

だけど、少し冷静になって考えてみると

「今日、ここに来たのは知り合いの視能訓練士さんと団体を繋ぐため」

だとしたら、私が質問する目的はただ一つ

私は、次のようなことを質問しました。

・どんな患者さんを団体に紹介したらよいか
・紹介するにあたって、伝えておいた方がよい情報・団体に紹介する際の流れなど

その結果、一緒に参加してくれた視能訓練士さんからは

「思っていたロービジョンケアと全然違った。これなら自分にもできそう」

と、めちゃくちゃ嬉しい言葉をもらって、泣きそうになりました。
(疲れが吹き飛びました)

前置きが長くなりました。

勉強会主催者さんや、その分野にそれなりの知識がある人に意識してもらうとよいかもしれません。

✅会場にいる人が聴きたいと思っているであろうことを、考え質問する

ベクトルが自分ではなく、会場の人に向いているのです。

「ここって新人さんには難しいかもしれないから、少し質問してみよう」

自分がある程度わかっていても、理解するのが難しそうなところを追加で質問するのはありだと思います。


3.発表者が質問してもらいたいと思うことを質問する


これは、実は凄く大事なことなんじゃないかと思っています。

以前、こんなことがありました。zoom勉強会で質問を打ち込んでいる途中に間違えてEnterを押してしまい、チャットには

「素晴らしいご発表、ありがとうございました」

改行するつもりが、送信してしまい

「え~間違えた。質問じゃないやん、ただの激励やん。やってもうた」

ってなったんですが、後ほど発表者の方から

「激励嬉しかったです。ありがとうございました」

と連絡がきました。

発表者の立場で考えると辛いのは

自分の発表の内容が聴いている人に伝わらない・伝わったかどうかわからない」

なので激励だったり、

「〇〇のような発表は初めて拝見しました。データを集めるにあたり、ご苦労されていたことなどあれば教えて下さい」

なんて言われると、ちょっと嬉しいのではないでしょうか。

発表者が苦労せずに発表することなんて、あるハズはありません。

スライドつくったり、聞いてもらう人にわかりやすく説明するのはどうしたらよいか考えたり。

ベクトルを、発表者目線で考えて質問してみてはいかがでしょうか。


まとめ

以上、「学会・勉強会での質問について、私が意識している3つのこと」でした。

ここまで読んで下さった皆さん、一番大切なことを言います。

「偉そうにこんなこと書いてるんだから、さぞかし質問するんやろうな」⇩


そんなことはありません、むしろ質問したくないし、そっとしておいてほしいです。

だけど、やっぱり考えちゃいます、発表者さんのことを主催者さんの気持ちを。

だから

結論:皆でどんどん質問していこう

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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